山下リオ、芸能界引退も覚悟した独立から2年「俳優業の面白味もやっと見えてきた」 過去の試練や今の思い語る
マイナビニュース / 2024年12月30日 11時30分
●コロナ禍に経験した人生のどん底、そして覚悟の決断
2007年に芸能界デビューし、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』(2013)をはじめ数々の作品に出演してきた女優の山下リオ。今年4月にグラビアに初挑戦し、今月13日に17年ぶりとなる写真集『Selenge』(講談社)を発売するなど、活躍の幅を広げている山下にインタビューし、今の仕事に対する思いや自身の転機について話を聞いた。
これまでの歩みを振り返り、山下は「お芝居に関して挫折した経験が何度かあって、これ以上成長は望めないかもしれないとか、自分の中でずっと葛藤があったり、実生活で自分の人間性について悩むことが多かったです」と打ち明ける。
人間性についての悩みについては「言葉にするのは難しいんですけど、人に影響を受けすぎて、感情が振り回されたり、感化されてしまうので、自分の軸がなくゆらゆらして、自分に対して不安がありました」と説明。「加えて、お芝居に関しても確信が得られず、昔はダメ出しもたくさんされていたので、私はこのお仕事向いてないと思っていました」と語る。
「辞めたい」と思った時には、いつも母親に連絡。「『じゃあ辞めればいいじゃん』って言われるんですけど、天邪鬼だから、それも嫌で(笑)」と、自分の気持ちを何度も奮い立たせて続けてきた。
そして、コロナ禍に大きな試練が訪れた。
「全部の仕事がなくなり、貯金も尽きました。そんな中、親友が亡くなるという悲しい出来事で、人生のどん底を経験しました。俳優という仕事で誰かの命を救えるわけではないですし、エンタメは今は必要ないという感じになっていたので、あの時期が一番葛藤がありました。自分には何もできないし、誰からも求められていないと思ってしまって」
葛藤を抱える中、2022年8月末に16年間所属したスターダストプロモーションを退所し、独立した。
「声をかけていただかないと続かないお仕事だと思っているので、辞めたら自分は求められているのかわかるだろうと。自分に対する究極の追求というか、追い詰めた先にどんな景色が見えるんだろうと思って辞めました」
独立してオファーをもらえなかったら芸能界を引退しようという覚悟の決断だった。
「このお仕事は踏ん切りの付け所が難しいんです。定年退職もない上、事務所にいることで甘えが生まれたり、つてでどうにかなるかもしれないという期待をもってしまう。私の場合は、未来の自分の輪郭を誰かに描いてもらうのを待っているだけな気がしていました。そんな自分が嫌で、どんな結果になっても誰のせいにもできない、野ざらしの環境で自分がどうなるのかをみてみようと思いました」
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
山下リオ、今田美桜ら擁する事務所に所属「新しい山下リオも出てくるんじゃないかと期待」 2年4カ月フリーで活動
マイナビニュース / 2025年1月1日 12時13分
-
山下リオ、美ボディ披露の理由「もう大人だよって」 17年ぶり写真集は逆オファーで実現
マイナビニュース / 2024年12月29日 9時0分
-
「あまちゃん」女優 17年ぶり写真集で大胆カット 山下リオ「馬を愛するからこそ」モンゴルで衝撃体験
よろず~ニュース / 2024年12月17日 20時30分
-
倉科カナ、2024年は「これが遺作だなって毎回思いながら」「業界辞めるくらいの爆破はしそうでした」
モデルプレス / 2024年12月16日 11時16分
-
山下リオ、今年の漢字は“泥”「泥臭く頑張った」 独立後の変化も語る
マイナビニュース / 2024年12月14日 14時0分
ランキング
-
1黒柳徹子、「徹子の部屋」NGの出演者聞かれ「そういうことはなくはないですね」…具体的対象も明かす
スポーツ報知 / 2025年1月5日 23時15分
-
2でんぱ組.inc 16年間の活動に幕、涙と笑顔のエンディングライブ「みんなの記憶に残って」
日刊スポーツ / 2025年1月5日 19時4分
-
3化粧品会社が謝罪、廃業を発表 代表取締役が「Number_i」めぐる不適切投稿 「心よりお詫び」
スポニチアネックス / 2025年1月5日 18時40分
-
4《スクープ続報》中居正広、深刻女性トラブルの余波 テレビ局が収録中止・新規オファー取りやめ、『だれかtoなかい』の代役にはSMAPメンバーが浮上
NEWSポストセブン / 2025年1月6日 7時15分
-
5乃木坂46与田祐希、グループ卒業発表にファン衝撃「嘘でしょ」「信じられない」
モデルプレス / 2025年1月5日 19時16分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください