AIがユーザーにもっと近くなる! CES 2025で見つけた先端ガジェット【海外編】
マイナビニュース / 2025年1月6日 18時0分
CES Unveiledにも、海外と日本のユニークな出展社が数多く参加していました。このレポートでは、海外企業の面白い展示をいくつかピックアップします。
台湾のG1 Intelligent Technologiesは、人間の顔画像を認識して、心拍など生体情報を正確に検出する独自のアルゴリズム「FaceHeart」を開発するソフトウェアエンジニアリングの企業です。今年のCES Unveiledには、同社の技術を組み込んだスマートミラー(姿鏡)とスマホアプリのリファレンスモデルを展示しました。
同社の技術は、一般的なデバイスのカメラを使ってユーザーの顔画像を30~40秒前後スキャンするだけで、正確な生体情報を取得できるところにあるといいます。心拍モニターのような機能は、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスに内蔵されているパターンを多く見かけますが、G1 Intelligent Technologiesでは「姿鏡やスマホのように、日常生活でより多くの人々が毎日使っているデバイスや家具に心拍計測の機能を組み込むことによって、もっと気軽に健康管理ができる環境を提供したい」というコンセプトから、今回のリファレンスモデルを制作したそうです。
残念ながら、同社がスマートミラーやスマホアプリを独自のプロダクトやサービスとして展開する予定はないといいますが、代わりにFaceHeartのSDKを外部のデベロッパに提供しています。CESにも過去数年出展していることから、FaceHeartに興味を持ち、パートナーとして名乗りを挙げる相手が増えているそうです。面白い製品が近々出てくることを期待しましょう。
iPhoneがスマートロボットになる!
TANGIBLE FUTUREは、中国の深圳(シンセン)に拠点を構えるAIロボットのスタートアップです。CESには、最新プロダクトである「LOOI」(ローイ)を出展します。本機はスマホを活用するコミュニケーションロボットです。
ローイは、車輪を搭載する自走方式のロボットがベース。本体のワイヤレス充電コネクターにiPhoneやAndroidスマホを装着してアプリを起動すると、スマホがロボットの「顔」のようになります。ローイは、音声入力や画面のタッチ操作に対応しながら、ユーザーとコミュニケーションが交わせます。チャットのAIモデルにはOpenAIのChat GPTを採用しています。
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