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エンタープライズ領域におけるAIエージェント元年に向けて - Google Cloud日本代表平手氏

マイナビニュース / 2025年1月7日 14時0分

画像提供:マイナビニュース

2025年の年頭にあたり、グーグル・クラウドジャパン 日本代表の平手智行氏は以下の年頭所感を発表した。

明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2024年は、生成AIを「試す」フェーズから、企業のコア業務に組み込んで責任を持って「使う」フェーズへと大きく転換した一年となりました。特に注目すべき点は、企業内の膨大なデータ活用が本格化したことです。企業データの約8割を占める非構造化データの活用は企業にとって大きな課題でした。マルチモーダルな生成AIを活用することで、これらの潜在的なデータを自然言語で扱えるようになり、現場で使われていた非構造化データが、企業全体で活用されるとともにAIの専門知識を持たない社員の方々へのAIの民主化が促進され、さらに企業のデータ活用の精度が向上しました。

2024年ノーベル化学賞を受賞したGoogle DeepMindのSir.Demis HassabisとDr.John Jumperの功績も示すように、AIは社会や企業のコア業務において具体的な価値をもたらす段階に入ったといえます。

Google Cloud Next Tokyo ’24やGenerative AI Summit Tokyo '24 Fallでは、実践的で革新的な生成 AI のお取り組みを多くのお客様よりご紹介いただきました。また、Gemini for Google Workspaceが日本語にも対応したことで、ビジネス変革に直結する生成AIの活用が進んできています。

そして2025年、生成AIのビジネスへの本格利用を始める上でAIエージェントは欠かせない要素となります。AIエージェントは目標を達成するために、生成AI自らが状況を判断し、計画を立て、行動し、結果から学習することができる優秀なアシスタントのようなもので、さまざまなAI技術を組み合わせることで実現できます。

エージェント時代に向けて、Googleは2024年12月にGemini 2.0を発表いたしました。Gemini 2.0は高度な推論機能をAIによる概要に導入し、高度な数式、マルチモーダルに対応したクエリ、コーディングなど、より複雑なトピックや複数ステップの質問に対応できるAIモデルです。

Gemini 2.0の進歩は、私たちが10年にわたり投資してきた、独自のフルスタックAIイノベーションである、第6世代TPUのTrilliumなどのカスタムハードウェア上に構築されています。この先進的なTrilliumは日本をはじめとする各リージョンでご利用いただけます。

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