1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. パソコン

大河原克行のNewsInsight 第347回 CES 2025 ソニー講演はEVとアニメで沸く、EV「AFEELA」は2025年に販売開始 8万9900ドルから

マイナビニュース / 2025年1月7日 20時0分

次に紹介したのが、ソニー・ホンダモビリティのAFEELAである。ソニー・ホンダモビリティの水野泰秀会長兼CEOは、「2年以内にここまでこれたのは、多くの仲間のサポートによるもの」と前置きし、「人とモビリティの関係を再定義するという私たちのビジョンを代表する最初の製品になる」と位置づけた。

独自のADASであるAFEELA Intelligent Driveは、カメラやLiDAR、レーダーなど40のセンサーが周囲をセンシングしてデータを収集し、最大800 TOPSの計算能力を持つ電子制御ユニット(ECU)により、AI技術を活用して、認識、予測、行動計画の各工程で高度な運転支援を提供するのが特徴だ。さらに、対話型パーソナルエージェントであるAFEELA Personal Agentとの自然な対話を通じて、様々な車載機能を音声でコントロールしたり、会話を楽しんだり、行動計画の提案を受けたりすることができる。

「AFEELA Personal Agentは、車両の設定を制御するだけでなく、積極的に話しかけ、移動時間を最大限に活用するためのニーズに基づいた有用な情報を提供することができる」とした。

8万9900ドルの「AFEELA 1 Origin」と、10万2900ドルの「AFEELA 1 Signature」の2トリムを用意。両トリムともにAFEELA Intelligent Drive、AFEELA Personal Agent、厳選されたエンタテインメントコンテンツ、車両をデジタルでカスタマイズできる様々なテーマセットおよび5Gデータ通信を、3年間無料のサブスクリプションで利用できる。

エクステリアカラーは、Tidal Gray、Calm White、Core Blackの3色を用意。充電は、テスラのスーパーチャージャーネットワークを利用でき、航続距離は最大300マイルを目標にしている。また、全額払い戻しが可能な予約金200ドルでのオンライン予約受付を開始したことも発表した。まずは米カルフォルニア州で予約を受け付ける。

水野会長兼CEOは、「予約金は、みなさんが昨夜、テーブルで失ったものよりも少なくてすむ」と、ラスベガスならではのジョークで会場を沸かせた。

なお、日本でのAFEELA 1の納車開始時期は2026年内を予定しているという。

クリエイター向けの新たなプロダクトとして最初に紹介したのが、バーチャルプロダクションを活用した新たな移動体撮影システム「PXO AKIRA(ピクソ アキラ)」だ。ソニーが買収したPixomondo(ピクソモンド)の技術を活用したもので、高度なロボットカメラクレーンや、独自設計したモーションプラットフォーム、LEDウォールを統合したデジタルツインツールを組み合わせて、車両やその他の乗り物などの移動体が登場するシーンなどで、バーチャルプロダクションを活用した撮影が可能になる。安全性と低コストを実現しながら、自由度の高いクリエイションを可能にするという。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください