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大河原克行のNewsInsight 第347回 CES 2025 ソニー講演はEVとアニメで沸く、EV「AFEELA」は2025年に販売開始 8万9900ドルから

マイナビニュース / 2025年1月7日 20時0分

Pixomondoのジョニー・スローCEOは、「車から宇宙船まで、何でも扱えるオーダーメイドのモーションベースのプラットフォームであり、360度回転し、車体が沈み込みといった動きも可能になる。LEDスクリーンの仮想的な背景により、リアルな乗り物の撮影が可能になる」とした。

次に紹介したのが。「XYN(ジン)」である。空間コンテンツ制作支援を行うソリューションで、イメージングやセンシング、ディスプレイなどの技術に加え、独自アルゴリズムを用いることで、現実空間のオブジェクトや、人の動き、背景を正確に捉えて、3DCG制作環境で効率的に再現することができ、柔軟なワークフローを実現する。ソニーが開発中のヘッドセットと組み合わせることで、バーチャル空間での制作作業も実現できるようになるという。

ソニーグループにとって、重要なビジネスになっているのがアニメである。

登壇したアニプレックスの岩上敦宏プレジデントは、2020年に日本で公開された劇場版「鬼滅の刃 」無限列車編が、日本史上最高の興行収入を記録し、米国をはじめとした45以上の国と地域で公開されたことを報告。劇場版「鬼滅の刃」無限城編の三部作の一作目が、2025年に全世界で劇場公開されることを紹介した。「三部作は、アニメーション技術の限界を追求しており、スリリングなストーリーと息をのむようなビジュアルを特徴としている」と自信をみせた。

また、「アニメはメディアであり、ジャンルではない。ロマンスやコメディ、SFなど、多くの要素がある。さらに、アニメは最も急速に成長しているセクターのひとつであり、日本と中国を除いた市場規模は、2030年までに15億人になると見込まれている。そして、アニメは、Z世代やα世代に深く共鳴するものになる。ソニーの強みは、ストリーミングを中心に、映画、イベント、ゲーム、eコマース、音楽、グッズなど、360度体験のアプローチが可能であることだ。アニメファンとのタッチポイントを強化していく」と述べた。

プレスカンファレンスのなかでは、人気ゲーム「Ghost of Tsushima」をベースにしたテレビアニメシリーズを展開することや、「HELLDIVERS 2」および「Horizon Zero Dawn」の映画化を発表。日本の多くの出版社と協力して、マンガアプリ「Crunchyroll Manga」を追加することを発表したほか、「The Last of Us」のシーズン2が2025年4月からストリーミング配信されることも発表。続けて、アクションRPG「Horizon」シリーズの世界をレゴブロックで再現したゲーム「LEGO ホライゾン アドベンチャー」についても説明。同ゲームでは、テーマソングをmxmtoonが制作し、ミュージックビデオを先行公開することを発表した。ミュージックビデオの制作では、Epic GamesのUnreal Engineを活用。ゲームのアセットをアニメーションへ活用し、コンテンツを拡張している点が特徴だとした。

また、新たにソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの社長兼CEOに就任したラヴィ・アフジャ氏が登壇。「ソニー・ピクチャーズは、年間15本以上の映画と、世界中のあらゆるジャンル、あらゆるプラットフォームで、200本以上のテレビ番組を制作し、配給している。私たちは単にゲームを映画やテレビ番組に採用しているわけではない。ゲームのファンを称え、スリルを満点にし、ソニーのテクノロジーを活用して、これらの物語を、比類のない品質で生き生きとさせている。これが、エンタテインメントの未来である」と強調した。
(大河原克行)



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