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どこでもサイエンス 第299回 2025年の宇宙、どうでしょう?(1−6月の宇宙開発編)

マイナビニュース / 2025年1月8日 10時54分

民間で話題になっているのが、和歌山県から打ち上げる「カイロスロケット」ですな。発射直後に失敗した1号に続いて、発射からしばらくしてうまくいかなくなった2号でございましたが、3号ではもっと遠くまでいって、成功につなげてほしいですな。
アメリカ
○スペースX社の快進撃は続く

スターリンクで、低軌道の衛星コンステレーションによるインターネット通信を、コストコで小売りできるまでにしたスペースX社ですが、一方で超巨大宇宙船スターシップもガンガン進めていますな。

衛星の打ち上げペースはすさまじく、ここ1年は毎週1~2回の打ち上げでした。ちなみに430回も打ち上げているとか。今後は近々しかスケジュールがわからないのですが、1月9日にはファルコン9ロケットでスターリンクV2Mini衛星を大量軌道投入。10日にはスターシップの第7号の打ち上げ、14日にはファルコン9の打ち上げが予定されています。また1月中にスターリンクの打ち上げがもう一回、またHAKUTO-Rの打ち上げも予定されていますな。

先の方では4月に太陽風探査のTRACERS、「Ax-4宇宙ステーション補給機」、5月に太陽探査衛星「IMAP」をそれぞれファルコン9で打ち上げ予定なのですが、NASAの発表では9月にずれこむようですな。
○ブルーオリジンはどうかな?

Amazonの創業者ベゾスが立ち上げた宇宙ベンチャー、ブルーオリジンも次々にロケット打ち上げを行います。この1月にも新型の大型ロケット「ニューグレン」の打ち上げが予定されていますね。
○NASAの計画は?

さてなんか順番が逆になっていますが、アメリカのNASA。大統領が替わることで影響があるかもですが(前回トランプ大統領だったときは、予算が縮減された)、とりあえず公式から予定をざっと見てみましょう。
○1月中旬以降、月着陸CLPS

10個の科学実験装置をつんで月面着陸をする「CLPS」。月の有人計画のサポートミッションとも位置づけられています。
○2月下旬以降、観測的宇宙論探査衛星「SPHEREx」

全天をくまなくスキャンする探査機で、宇宙初期の再電離時期を調べる目的をもった衛星です。4億以上の銀河と、1億以上の天の川銀河の恒星を調べるということで、いやはやすごいですな。
○3月、地球レーダー探査衛星「NISAR」

巨大なレーダーで地球の表面を12日ごとに2回ずつチェックし、地球の気候変動を調べる探査機です。陸上と氷床をチェックすることになっております。
○4~6月、火星探査機の「ESCAPADE」

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