伊藤健太郎、愛希れいか＆弓木奈於ら人見知り共演陣の現場を引っ張る「積極的に話しかけるように」

画像提供：マイナビニュース

●「イケメン」「かわいい」の役紹介に困惑も
カンテレ・フジテレビ系ドラマ『未恋～かくれぼっちたち～』(9日FOD配信・放送スタート／カンテレ 毎週木曜24:25～、フジ 同26:25～ ※初回はカンテレ24:40～、フジ26:40～)。夢を諦め、自分の気持ちと向き合うことから逃げている主人公・高坂健斗を伊藤健太郎、健斗が向き合う女性みなみとゆずを、それぞれ愛希れいか、弓木奈於(乃木坂46)が演じる。

言葉では言い表せない孤独を抱え、もがき苦しむ“かくれぼっち”たちを演じる3人が、放送を前に撮影秘話を語った。終始、仲の良い空気が伝わってきた取材中、独特の日本語感覚も人気の弓木の発言に、伊藤と愛希が笑ってしまう一幕も――。

○“容姿に恵まれた天真らんまんのぶりっ子”に「うう…」

――さまざまなテーマを含んでいる作品ですが、序盤の脚本を読ませていただいた印象では、難しさは感じず、とてもテンポがよさそうで楽しみです。

伊藤：本当にそうです。

――キャラクター紹介では、伊藤さん演じるコミック誌の編集者・高坂健斗は「仕事熱心で、人当たりも良く、デキる男。さらにイケメン」となっています。

伊藤：やめてほしいですよね(苦笑)。イケメンとか書かれるといつも悩むんです。「俺、違うしな。そこでやってないし」と思いますし。でも役の設定なので、頑張ろうと。それに今回の健斗は、僕がこれまであまりやってきたことのないキャラクターなんです。恋愛もそれ以外も、大きなイベントごとがあったりハプニングがあるというわけではなく進んでいくのですが、そこが逆に見てくださる方にも穏やかに入っていってくれるんじゃないかなと。温かい作品が作れたらと感じました。

――愛希さんが演じる、過去に新人賞を受賞した経歴のある“元小説家”の鈴木みなみは、「健斗がかつて心を開きかけた変わり者の年上派遣社員」です。

愛希：私は普段、基本的に舞台をやらせていただくことが多くて、現代劇の映像作品もそれほど経験がありませんでした。時代劇が多くて。

伊藤：似合いそう。

愛希：現代劇は2本目なんです。なのでお話をいただいた時はぜひともチャレンジしたいと思いましたし、みなみは自分とすごく通じる部分が多いので、演じられることになってすごくうれしかったです。

――どんなところが特に自分と通じると。

愛希：変わり者というところですね(笑)。脚本を読み進めていくにつれて、わかる部分がすごく多くて。自覚はなかったのですが、改めて振り返ってみると、私も変わり者と言われてきたなと。自分とよく似た役って、あまりできなかったり、しなかったりもするので、「うれしいな」「面白いな」と感じています。