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女性の更年期障害、うまく付き合うための日常生活のポイント

マイナビニュース / 2025年1月14日 10時0分

画像提供:マイナビニュース

「更年期」はいずれ誰でも経験するものですが、本人にとっては初めてのこと。更年期を迎える前から、どのような症状が出るのか漠然とした不安を抱えている人も多いでしょう。女性の場合、更年期の症状はいつ頃から、どのような形で現れるのでしょうか。更年期を健やかに過ごすためのポイントとあわせて、詳しく解説します。

○■女性の更年期障害とは

女性は年齢とともに、「思春期」「性成熟期」「更年期」「老年期」という4つのライフステージを経験します。個人差はあるものの50歳前後で閉経を迎え、この閉経の時期を挟んだ前後10年間(一般的に45〜55歳頃)は「更年期」と呼ばれています。なお、閉経とは、最後の月経から1年以上月経がない状態のことです。

更年期にホットフラッシュ(のぼせ、ほてり、発汗など)やめまい、動悸、気分の落ち込みなどが起こり、他に原因となる病気が見つからない場合、それらの症状は「更年期症状」といいます。また、それらの症状によって日常生活に支障が出る場合は「更年期障害」と診断されます。

女性の更年期症状は、女性ホルモンが減少することで引き起こされます。女性ホルモン(エストロゲン)は30歳代後半から低下し始め、40歳代後半になると一気に低下します。その急激な変化でホルモンバランスが崩れ、9割近い女性が心身に何らかの不調を感じるといわれています。

ただし、更年期の症状はこうした女性ホルモンの減少だけでなく、性格、仕事や家庭環境などの心理的要因も複雑に関係します。大した症状を感じないまま過ぎ去ることもあれば、仕事を続けるのが難しいほどの症状が出ることもあり、個人差が大きいのも特徴です。
○■女性の主な更年期症状

女性の更年期に現れる症状や程度は人によって差が大きく、「不定愁訴(原因はわからないけれど、何となく体調が悪い)」と呼ばれるほどさまざまです。しかし、一般的には以下のようなものが多くみられます。

<精神神経系の症状>

頭痛、めまい、不安感、不眠、イライラする、うつ、倦怠感など

<血管運動神経系の症状>

動悸、ホットフラッシュ、寝汗、むくみなど

<皮膚・分泌系の症状>

のどの渇き、ドライアイなど

<消化器系の症状>

吐き気、下痢、便秘、胸やけ、胃もたれなど

<運動器官系の症状>

肩こり、腰痛、背中の痛み、関節痛、しびれ、手足の痛みなど

<泌尿器・生殖器系の症状>

月経異常、尿失禁、性交痛など

これらの症状に加え、更年期はこれまで女性ホルモンで守られていた病気が芽を出しやすい時期でもあります。特に、コレステロール値や血圧が高くなりやすいため、年一度の健康診断で身体の状態を確認することが大切です。
○■更年期を健やかに過ごすためのポイント

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