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休んだはずなのに「正月疲れ」を感じるのはなぜ? 摂取したい栄養素は

マイナビニュース / 2025年1月14日 12時31分

暴飲暴食を控えることはもちろん、正月期間中の栄養素の過剰摂取を挽回するために、摂取した栄養素を代謝させることも重要となる。果物、野菜、ビタミン剤などを積極的に摂取し、エネルギー代謝に役立つビタミンB群を補うことができる。

さらに、睡眠の質と疲労回復に意識したい栄養素として、タウリン、GABA、グリシン、トリプトファンについて解説する。
○タウリン

タウリンは抗酸化作用を発揮する非タンパク質性のアミノ酸の1種。2023年6月には「Science」誌でタウリンの寿命延長作用や骨量増加、筋力増強作用など、抗老化にまつわる作用が報告された。また、2024年3月には大正製薬から、タウリンが睡眠を調節する因子(睡眠調節因子)の発現異常を抑制するという研究成果が発表された。タウリンを摂取することは、疲労回復や良質な睡眠にもつながり、快適な朝のスタートをサポートすることが期待される。一方で、タウリンの血中濃度は年齢とともに減少するため、日々の摂取を意識したい栄養素といえる。
○GABA

GABA(γ-アミノ酪酸)は非タンパク質性のアミノ酸の1種であり、食品として手軽に摂取できる成分。GABAの摂取は、入眠までの時間の短縮やノンレム睡眠時間の増加に効果的。近年では、健康維持の観点から腸内環境を整えることが注目されており、一部の乳酸菌やビフィズス菌はGABAを産生することが報告されている。GABAを増やすためには、GABAそのものを摂取するだけでなく、乳酸菌やビフィズス菌を摂取することも有効となる。
○グリシン

グリシンは体内でも産生されるアミノ酸の1種で、様々な生理機能に関与している。疲労や睡眠には細胞にダメージを与える酸化ストレスが関わっているが、グリシンは酸化ストレスを抑制するグルタチオンの元になる成分として知られている。グリシンの摂取は深部体温(体の内部の体温)を低下させ、睡眠の質を向上させることが報告されている。
○トリプトファン

トリプトファンは乳製品や魚類などに含まれる必須アミノ酸の1種で、日々の食事から摂取しなければならないアミノ酸。トリプトファンは睡眠を促すホルモンであるメラトニンへと体内で変換される。メラトニンは深部体温を下げることで睡眠を促すが、日中に光を多く浴びることで夜間の分泌量が増加する。また、ビタミンB6はトリプトファンからメラトニンへの変換をサポートする栄養素として知られている。睡眠を促すメラトニン分泌のためには、トリプトファンの摂取だけでなく、日光浴やビタミンB6の摂取も意識できる。
(Yumi's life)



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