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『べらぼう』蔦重(横浜流星)のひらめきシーンに視聴者最注目 第1話画面注視データを分析

マイナビニュース / 2025年1月12日 6時0分

吉原は幕府から公認された遊郭だが、この頃には非公認の遊郭である岡場所に客を奪われていた。理由としては吉原は良くも悪くも格式が高く、客としては金と手間が非常に多くかかるため、手軽に遊べる岡場所に庶民が通うようになったのだ。また、幕府公認であるがゆえにルールが厳しく、自由な経済活動ができないという問題もあった。吉原の中でも、通うことがステータスとなるような一流店には武士や富裕層などの太客がついているが、浄念河岸のような場末の店には通うメリットがなかった。

加えて女郎屋の主人たちは、幕府公認の遊郭という地位にあぐらをかき、ろくに経営努力もしていなかったので、綾瀬はるかが演じた九郎助稲荷(くろすけいなり)のスマホの画面には、吉原の口コミが1.8という低い評価(おそらく5点満点)となっていた。

しかし、逆にいえば当時の吉原は変革を起こせる下地が整っている。デキる経営者にはたまらない環境だ。このような状況をどのようにして蔦重が打破していくのか、今後の展開に注目が集まる。

●袋叩きから桶に閉じ込められる
2番目に注目されたのは20時54分で、注目度75.6%。蔦重が義父にシバかれるシーンだ。

蔦屋では主人である義父の駿河屋市右衛門をはじめ、女郎屋の主人たちが勢ぞろいしていた。「おっ。親父様方、どうしたんですか?」老中・田沼意次との面会を済ませ、意気揚々と帰ってきた蔦重はのんきに声をかけるが、主人たちの間には剣呑な雰囲気が漂っている。店先にはなぜか大きな桶も用意されていた。

蔦重が独断で警動を願い出た影響で奉行所から吉原に確認があり大騒ぎになったらしく、事前に何の断りもなく独断で行動した蔦重に、主人たちの怒りは頂点に達していた。蔦重の行動は吉原のためを思ってのことだったが、主人たちの中に理解する者は1人もいなかった。

「じゃあ、人を呼ぶ工夫をしましょう!」と、蔦重は提案し意次とのやりとりを皆に話すが、市右衛門は下働きの蔦重が幕府の権力者である意次と会ったと知り、さらに怒りを爆発させてしまう。「この、べらぼうめ!」とうとう堪忍袋の緒が切れた市右衛門が蔦重を殴りつけると、それを皮切りに蔦重は皆に袋叩きにされた。のされた蔦重は体がまるごと入る大きさの桶をかぶせられ、桶の上には重しの石が置かれた。蔦重の出しゃばりな性格に辟易としていた主人たちの、蔦重に対する激しいお仕置きであった。
○衝撃的なお仕置方法に驚がくの声

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