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カレー沢薫の時流漂流 第334回 恋愛禁止が3次元の話でよかった

マイナビニュース / 2025年1月13日 15時43分

画像提供:マイナビニュース

ホストの色恋営業が法律で禁止になるらしい。

これを書いているのが1月1日であることを含めてなかなか厳しい話である。

昨年「頂き女子」や「おじ」という言葉をさらに広め、「この裏金議員が不起訴ならりりちゃんも不起訴」「りりちゃんが懲役13年ならこいつは懲役568年ぐらいが妥当」など刑法の基準ともなった、頂き女子りりちゃんも動機はホストに貢ぐためだったようだし、そのホストも逮捕されたようだ。
○そもそも「恋愛」とは? もはや未知の概念ではないか?

私はホストクラブに行ったことがない。

ホストに興味がない、そもそも次元を3つも使っているようなSDGs配慮のない男に興味がない、というわけではない。

まず近隣にホストクラブというものが存在しないのだ。

私が知らないだけで存在するのかもしれないと、一応調べてみると確かに1件はあったのだが、2件目に表示されたのが「女優」というカラオケがうまいチーママが名物の店であり、早くもホストクラブではない予感を感じている。

負けじと「Y県のホスト」というまとめページも見てみたのだが、ポロシャツ姿の御老人が表示され「これがナンバー1か渋いな」と思ったが、その横に妻と息子夫婦と思しき人が立っていたので、おそらく「ホストファミリー」の紹介ページなのだろう、その略し方はいただけない。

ないわけではないが、数は少なく選択肢はほぼないに等しい。我が地元に「ホストにはまりづらい」という長所が増えたことを喜ばしく思う。

そんな環境なためホストクラブには行ったことはないが、ホストを題材にした漫画「夜王」は愛読していたし、当然聖さん推しだ。

作中では、女性を癒す存在としてプライドをもったホストの姿が描かれているが、ホストに唆され性風俗で働くことになった客など、闇の部分も書かれている。

すでに20年も前の作品なのだが、「ホストにハマって風俗入り」という流れを辿る客は今でも後を絶たず、むしろ状況は悪化しているようだ。

本人がそれを望んでやっているなら自己責任ではないかという意見も多いだろうが、「売り上げがこれだけいかないと会えなくなる」など色恋に訴えた嘘や「親や職場にばらす」など、脅しで大金を要求したり性風俗で働くよう促したり強要、脅迫するのは問題があるとし、風営法を改正して色恋営業を禁止し、風営法違反の罰則も大幅強化の見通しだという。

ちなみに今の風営法の罰金最高額が200万円であり、こちらからすると高額に感じるが、現状ではこれが少額すぎて何の抑止にもなってないらしいので、それだけホストクラブの売上はすごいということだ。
○2次元が言っている、「お前が課金してくれないとサ終かも」と

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