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DJI、Vlogカメラドローン「Flip」発表、全面プロペラガードで優れた飛行安全性

マイナビニュース / 2025年1月15日 9時34分

画像提供:マイナビニュース

DJIは1月14日、オールインワン型Vlogカメラドローンの新シリーズ「DJI Flip」を発表した。折りたたみ式の全面保護プロペラガード、3軸メカニカルジンバル搭載カメラを備えている。価格は66,660円(RC-N3付属:スマートフォンを使用してライブ映像や飛行状況を確認)から。

プロペラ部分は、全体がプロペラガードで保護されている。ガードは、自転車のスポークに似た細い棒で構成され、軽量かつ高強度なカーボンファイバー素材が使用されている。この設計により、怪我やドローンの損傷を防ぐとともに、信頼性の高い飛行が可能である。また、3D赤外線検知システムによる自動ブレーキ機能を備え、夜間でも高い安全性を実現する。

本体は、4つのプロペラ部分をまとめて折り畳むことが可能で、コンパクトな持ち運びが可能。展開時のサイズは233×280×79mm、折り畳み時は136×62×165mm、重量は249gである。

カメラには1/1.3インチのCMOSセンサー(ピクセルサイズ2.4μm)が搭載されている。レンズの仕様は開放F1.7、視野角(FOV)は82.1度、焦点距離(35mm判換算)は24mm(AFは1m~∞)。ジンバルはチルト、ロール、パンの3軸スタビライズ機構を備え、操作可能範囲はチルト:-90°~+35°となっている。ハイダイナミックレンジの最大48MPの静止画、最大4K/60fpsのHDR動画の撮影が可能である。

6種類のスマート撮影モード(ドローニー、サークル、ロケット、スポットライト、ヘリックス、ブーメラン)を搭載しており、モードボタンを押して選択するだけで印象的な映像を簡単に撮影できる。さらに、AI被写体トラッキング機能を活用すれば、被写体を正確に追尾することが可能である。

飛行性能は、ノーマルモードでの最大上昇速度5m/s、最大下降速度5m/s、無風状態での最大水平飛行速度12m/sを実現する。最大風圧抵抗は10.7m/s、最大航続距離は14km、最大ホバリング時間は28分である。

DJI Flipの登場により、同社の軽量ドローンのラインナップは、DJI Mini、DJI Neoと合わせて3製品となった。それぞれのモデルは異なる特徴を持ち、初心者からカメラドローンの熟練者まで、幅広いユーザーニーズに応える設計となっている。Neoは小型軽量かつ安価なモデルで、1/2インチイメージセンサーを搭載するエントリー向け仕様。Miniは高いカメラ性能と障害物検知機能を備えた上位モデルである。一方、FlipはNeoのシンプルさに、優れたカメラ性能を組み合わせた中間的な位置付けのモデルである。
(Yoichi Yamashita)

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