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新しいことを探さなくてもいい - 「東海オンエア」虫眼鏡が“暇”と向き合い気づいたこと

マイナビニュース / 2025年1月17日 10時0分

画像提供:マイナビニュース

仕事とは、自分が人生で一番やりたいこと。そう胸を張って言えるようにしたい。

本の要約サービス・フライヤーが展開する「Dig Talk」は、本をひとつのきっかけとして、その人の人生の奥底を「深掘る(ディグる)」動画コンテンツです。

今回は、人気動画クリエイターグループであり愛知県岡崎市を拠点とする「東海オンエア」の頭脳として、個人チャンネルも注目されている虫眼鏡さんが登場。「東海オンエア」が活動自粛をしていた時期に収録した内容ですが、2024年に再始動した流れにもつながっています。明快な「暇」論に、あなたも頷きが止まらないはず!

一時期仕事がなくなり、長いアイドリングに入っていた「東海オンエア」。「生まれてから、めっちゃ暇だなっていう期間がなかった」と語る虫眼鏡さんは、突然降ってきた何もない時間に、はじめは困惑したそうです。しかし、そこで何か新しいことを始めなきゃとあくせくすることも、ただただ無為に過ごすこともない。小児がんサバイバーでもある虫眼鏡さんが、それまでの人生も一歩一歩踏みしめて生きてきたからかもしれません。
■新しいことを探さなくてもいい

「めっちゃ暇」になり、「今日も明日も何もない、そういう自分とどう向き合ったらいいんだろう」とソワソワしていた虫眼鏡さんが手に取ったのは、國分功一郎さんの『暇と退屈の倫理学』。売れつづけているベストセラーですが、文庫本で500ページほどの厚さであり、「暇だからこそしっかり読めた」と語ります。

人間が「暇」「退屈」を感じるようになったのはいつからなのか、という歴史的な観点にはじまり、現代の人間が感じる「退屈」の正体に迫った一冊。この本を読みとおすことによって、やることがないからといって新しいことを見つける必要もないんだ、と安心できたそうです。

たとえば、「このお店美味しいですよ、今度行ってみませんか」「こういう趣味ありますよ、やってみませんか」という周囲からの誘いかけにただ乗るだけでは、「暇つぶし」をさせられているにすぎません。ラーメンを食べるにも、ちょっとした「ひと工夫」をするだけで変わっていくのです。

その虫眼鏡さんの感覚の変化を、思わず真似してみたくなります。
■なぜ暇だと感じるのか

社会が今とは比べものにならないほど戦争だらけで、王さまさえも腐っていたような時代は、きっと多くの人が「生きること」自体に必死であり、現代人のような「暇」を感じている余裕はなかったはずです。

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