1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

新しいことを探さなくてもいい - 「東海オンエア」虫眼鏡が“暇”と向き合い気づいたこと

マイナビニュース / 2025年1月17日 10時0分

スッと仕事がなくなり、暇をしているその瞬間は、実は当たり前のことではないのかもしれない。

自分がいま暇を感じていられるのは、「日本という国はまだまだ良くなる」と、暇や退屈なんて頭に浮かべることもなくがんばっていた先人たちがいたからなのではないか。

そう考えたとき、暇であることがとてもありがたいことだと思えたそうです。これをストレートに表現した虫眼鏡さんの言葉には、グッとくるものがありました。

■必要ではない仕事にも意味がある

「國分先生の言うこととは逆になっちゃうかもしれない」と前置きしつつ語るのは、周囲から与えられる「バラ」を手当たり次第に回収してみてもいいのでは、ということでした。

「このバラはどうですか」とたくさん差し伸べてもらうこと自体はけっして悪いことではない。どの「バラ」に自分が興味を感じるのか、それを見つける体験をしていくことが大切になる。

この先の人生、どれくらい生きるかわからないからこそ、それをまだまだ探しつづけたいということです。

「東海オンエア」としての活動は、世界に大変なことが起きれば特に、「別にあってもなくてもいい」もの。自分たちが面白いと思っているものだから続けてきたし、それが「パン」(食い扶持)にもなっている。

でも、週に6本以上動画をアップしようとすると、「もういいや」と感じてしまう瞬間もある。

これを「余裕のなさ」だったのではと振り返る虫眼鏡さんは、自身の動画クリエイターとしての活動を捉えなおします。メンバー同士が「おじいちゃんになっても続けたい」と感じるためのその考え方は、本当に素敵です!
■暇をさせられないために

『暇と退屈の倫理学』には「退屈」に3段階あることが書かれています。その第1段階から抜け出すことが、まずは大事。

たとえば、とある駅でものすごく待たされて、何もすることがない状態がそれに当たります。いわゆる「暇をさせられている」。仕事に追われていると、そのスキマで「暇だ」「退屈だ」とつい感じてしまう。仕事を一生懸命やっている人ほど、それは苦痛を覚えることかもしれません。仕事自体にやりがい、楽しみを見出すのはもちろん、スキマ時間の楽しみも見つけていきたいものです。

虫眼鏡さんは「小児がんで死にますよ」と言われていました。だからこそ、「残りの人生がここまでだとしたら、何時間をこれに費やして、何時間寝て」と考えたことがあるそうです。

その記憶から、「やっぱり仕事って人生で一番大事な決断」と感じているのです。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください