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ChatGPTに新機能「タスク」、対話を通じてリマインダーや定期タスクを作成・管理

マイナビニュース / 2025年1月15日 15時13分

画像提供:マイナビニュース

米OpenAIは1月14日(現地時間)、「タスク」(Task)という新しいベータ機能のロールアウトを開始した。この機能により、ChatGPTにリマインダーを依頼したり、定期的なアクションを設定することが可能となる。提供は、ChatGPT Plus、Pro、Teamsから始まり、将来的には無料プランを含む全てのChatGPTユーザーへ提供される予定である。

タスク機能では、「12月1日にパスポートの有効期限が切れるので、その6カ月前に思い出させてほしい」といった1回限りのタスクや、または「毎日午前7時に、その日の天気予報を教えてほしい」といった定期的なタスクを設定できる。

タスクの設定は、左上のモデルピッカーから「スケジュールされたタスク GPT-4」を選択し、ChatGPTとの対話を通じて依頼内容と実行スケジュールを伝えることで簡単に作成できる。

設定済みのタスクは対話を通じて編集が可能である。例えば、「毎日、朝にその日の天気を知らせてほしい」という依頼に対し、「通知は午前7時に」と追加指定するなど、柔軟に調整できる。また、タスク横の三点ボタンをクリックすると各タスクの設定画面が開き、そこでも編集が可能である。

登録したタスクは、プロフィールメニューの「タスク」から一覧表示され、ここで対話スレッドの確認や編集、削除が行える。現時点では、アクティブなタスク数は最大10件までという制限があり、音声チャットやファイルアップロード、 GPTについてはまだサポートされていない。

試してみたところ、現時点で対応可能なのはシンプルなスケジュール設定に限られる。例えば、「平日は午前7時、週末は午前10時に天気予報を通知する」といった複数のスケジュールには対応できない。しかし、「AJRがサンフランシスコでコンサートを行うか、毎週確認してほしい」といったように、ChatGPTの機能を組み合わせた柔軟なタスクを依頼できる点は有用である。

スケジュール管理やリマインダーは、GoogleアシスタントやAlexaなどのデジタルアシスタントでは一般的な機能である。しかし、ChatGPTではその活用方法に新たな展開をもたらす機能となる。これまでAIチャットボットはリアルタイムのリクエスト対応が中心であったが、タスクの追加は、 OpenAIがChatGPTの役割を会話機能から、従来バーチャルアシスタントが担ってきた領域にも拡大しようとしていることを示唆する。
(Yoichi Yamashita)

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