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バスルームから睡眠課題にコミット、パナソニックの「おやすみBEVAS」は何がすごいのか

マイナビニュース / 2025年1月16日 16時21分

画像提供:マイナビニュース

日々を忙しく過ごしているビジネスマンの中には、眠りに関する悩みを抱える人も少なくない。この課題に取り組むべく、パナソニック ハウジングソリューションズは「眠る前に過ごす部屋」というコンセプトで、バスルームの新プラン「おやすみBEVAS」を発表。睡眠の専門家とタッグを組んで企画した浴室の工夫をレポートする。

浴室が睡眠不足を解決する?

厚生労働省が2024年2月に発表したレポート「健康づくりのための睡眠ガイド2023」によると、睡眠時間が6時間未満の人の割合は、男性が37.5%、女性が40.6%にのぼる。さらに日本人の平均睡眠時間は、OECD加盟33カ国のうち最下位を記録するなど、日本人は睡眠が不足しがちな国民であることがわかる。

睡眠不足の状態になると、日中パフォーマンスが低下するだけではなく、糖尿病や高血圧といった病気や、太りやすい体質になるといった悪影響も及ぼす。そう語るのが、今回「おやすみBEVAS」を監修したSleepLIVE株式会社で代表取締役社長を務める小林麻利子氏だ。

小林氏によると、効率よく眠りの質を上げるためには浴室をいかに工夫するかが重要だという。しかし、これまで発売されてきた浴室の多くは「掃除のしやすさ」や「お手入れの簡単さ」といった点が重視され、「非常にもったいない状況」だったと明かした。

そこで今回パナソニック ハウジングソリューションズは、小林氏の監修を受けて良質な睡眠を実現するための新しいバスルームプラン「おやすみBEVAS」を発表。2022年8月以降、同社で販売している浴室「Panasonic BATHROOM BEVAS」に加わる、睡眠に着目したコンセプトプランだ。同社の水廻りシステム事業部にてマーケティング総括担当部長を務める窪井健司氏は、「本当にくつろげるお風呂のデザインや意匠はどうあるべきか、視覚的な質感や心地よさに焦点を当てた」とコメントしている。
真っ黒の天井に、下から光る照明など.......専門家監修の工夫が!

おやすみBEVASとして新しく登場するのは、グレイスブラック柄の「ブラック天井」。浴室の天井は白色が一般的だが、おやすみBEVASの天井は黒色を採用しているため、浴室内はどことなく薄暗い空間に。小林氏によると、暗闇を感じることが睡眠にとって重要とのことで、天井の反射率を低くして光を吸収し、視覚的な刺激を抑えている。

天井とともに工夫を凝らしたのが、照明の位置と方向だ。浴室内の照明は、天井中央に3段階で調色できる照明が配置されているほかは、アッパーライトをつけた「ライトアップロングカウンター」のみ。カウンターの照明は、浴槽に浸かった際に光源が目に入りづらく、下から上にぼんやりと発光する。「太陽のような上方向からの現実的な光ではなく、非現実的に下から発光するため、眠るモードに入ることを脳に錯覚・誘導してくれる内装になっています」(小林氏)。

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