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『おむすび』菜摘役・田畑志真、熊本地震で実家が半壊に 役と自身の復興への思い「重なる部分がある」

マイナビニュース / 2025年1月17日 8時22分

画像提供:マイナビニュース

現在放送中の連続テレビ小説『おむすび』(NHK総合 毎週月~土曜8:00~ほか ※土曜は1週間の振り返り)で結の幼なじみ・佐久間菜摘役を演じている田畑志真にインタビュー。阪神・淡路大震災を経験したという役どころを演じるにあたって意識したことを聞いた。

連続テレビ小説(朝ドラ)第111作となる『おむすび』は、平成元年生まれの主人公・米田結(橋本環奈)がギャル文化と出会い、やがて栄養士として、“縁・人・未来”と大切なものを次々と結んでいく物語。阪神・淡路大震災を幼い頃に経験し、神戸から福岡・糸島へと移住した結は、糸島で青春時代を過ごし、高校卒業と同時にかつて暮らしていた神戸の街へと、両親と共に再び戻った。

田畑が演じている菜摘は、さくら通り商店街でパン屋を営む佐久間美佐江(キムラ緑子)の娘。母譲りの明るい性格で、結の良き話し相手となっている。

菜摘は震災を経験した役どころ。田畑自身は熊本出身で、小学4年生の時に家族で東京に引っ越したため、熊本地震時は東京にいたが、熊本の実家に祖父母はずっと暮らしていて、その家が地震で半壊になってしまったと明かす。

「熊本地震の時、私は小学5年生でしたが、東京で家族とご飯を食べていました。その時に地震速報が流れて、熊本が震度7だと。祖父母が熊本に住んでいたんですけど、電話してもつながらなくて、夜中にやっとつながったという状況でした。つながったときは本当にホッとしました」

震災を直接経験したわけではないが、震災を身近に感じていると言い、菜摘の役作りにも生きているという。

「実家が半壊になり、壊すことになった時は、自分が生まれ育った家だったので、なくなってしまうんだと寂しい気持ちが大きかったですし、祖母からも家がなくなるつらさを聞きました。地震が起きたときにいたわけではないですが、震災を身近に感じていますし、震災に遭われた方の気持ちを大切に演じていけたらと思いました」

また、「生まれ育った場所の復興に対する思いは、菜摘にも強くあるものなので、自分自身の気持ちと重なる部分があります」と語る田畑。商店街のイベントで、震災を知らない子供たちに当時のことを伝えるために紙芝居をしたり、炊き出しを再現して振る舞うシーンも描かれたが、「私自身も震災のことをみんなに知ってもらいたいという思いで演じました」と話していた。

■田畑志真(たばた・しま)
2005年12月24日生まれ、熊本県出身。2016年に女優デビュー。主な出演作はドラマ『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-』『高嶺の花』(18)、『リーガル・ハート~いのちの再建弁護士~』(19)、『カンパニー~逆転のスワン~』『青のSP-学校内警察・嶋田隆平-』(21)、映画『偽りのないhappy end』(21)、『前科者』(22)、『少女は卒業しない』『クモとサルの家族』(23)など。
(酒井青子)

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