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日産フォーミュラE、メキシコシティで堂々たる勝利! 残りのシーズンに向け大きなステップに

マイナビニュース / 2025年1月17日 12時4分

画像提供:マイナビニュース

日産自動車のフォーミュラEチームは、ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン11の第2戦(メキシコ)でオリバー・ローランドがGEN3 EVOでの初勝利を飾った。

○オリバー・ローランドがメキシコにて今季初勝利!

ローランドは予選においてデュエルの準決勝に進出し、決勝グリッドは4番手に並んだ。2週目のターン1で3位に上がり、レース中盤に差し掛かる頃には最終コーナーで見事なオーバーテイクを成功させて、さらにひとつ順位を上げた。

他のドライバーとは異なり、ローランドはアタックモードを後半まで温存し、セーフティカー導入後の再スタート後に残りのパワーを活用して、わずか1分足らずで4位から1位に浮上。メキシコでの今季初勝利をおさめた。

一方、チームメイトのノーマン・ナトーは、フラストレーションの多い予選の後、18位からスタートし、接近戦の中で周囲と激しく戦い、クリーンな走りで順位を5つあげて13位でフィニッシュした。

この結果を受け、日産はシーズン11の最初の2ラウンドを終えた現時点で、マニュファクチャラーズランキングで2位に浮上し、ローランドもドライバーズランキングで同じく2位に上昇した。

シリーズは2月14日〜15日に、今季初のダブルヘッダーが行われるサウジアラビア ジェッダでの初開催が予定されている。

日産フォーミュラEのゼネラルマネージャー兼日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクターであるトマソ・ヴォルペ氏は以下の通り述べた。

「日産にとって非常に重要な市場であるメキシコにおいて、応援してくれているファンの前で勝利できたことはチームにとって最高の結果です。
ローランドは残りの数周で見事なオーバーテイクを成功させ、すばらしい走りを見せてくれました。ナトーも良いスピードを見せましたが、予選でのミスによりスタートポジションを下げてしまい、全体を通して堅実なドライブを見せたにもかかわらず、大きな影響を受けてしまいました。
しかし、全体としては満足しており、今回のパフォーマンスは残りのシーズンに向けて大きな自信になります」

○■ドライバーコメント

●オリバー・ローランド
「メキシコでの勝利を非常に嬉しく思います。ここには熱いファンがおり、すばらしいスタジアムがあり、勝ちたいと思っていたコースです。
チームの戦略がうまく機能しましたが、セーフティーカーのタイミングが悪く、ちょうどアタックモードを起動したところでした。しかし、幸運にもレース再開後に約1分の追加パワーが残っていて、オーバーテイクに向けてここで決めるという気持ちで攻めました。
デュエルで小さなミスがあったのですが、チームのためにこの勝利を得ることができて、信じられない気持ちです」

●ノーマン・ナトー
「本レースを通じて大きな可能性を示しましたが、残念ながら予選の重要なタイミングでうまくまとめることができませんでした。
ピットインのタイミングが早かったため、デュエルに進むために必要なタイヤ温度のマネージメントが上手くできず、メキシコのコースではこれが大きく影響してしまいました。
ポジティブな点としては、チームがマニュファクチャラーズランキングで2位になり、ローランドが勝利したので、私たちは正しい方向に進んでいるという点です」
(エボル)

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