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冷凍室の食材への霜つきをおさえる「霜ブロック」、その仕組みは? - 日立グローバルソリューションズ 冷蔵庫新製品メディアセミナー

マイナビニュース / 2025年1月17日 21時49分

そして食品の出し入れなどで冷凍室が開けられると、今度は冷凍室内の空気の温度が上がり、冷凍室内の空気より食品表面のほうが温度が低い状態になります。すると、空気中の水分が食品の表面に接したときに凝集して付着するようになります。これが凍結したものが霜です。

この霜のできるメカニズムを考えると、冷凍室に食品を入れてから、冷気で食品の周囲をまんべんなく包み込み、食品の温度を下げて冷凍室内の空気と食品の温度差を小さくすることで昇華を抑えると、霜つきを防止できることになります。これが、「らくうま!ひろin冷凍プラス」の霜つき防止のしくみです。具体的には、冷凍室下段の1段目と2段目の間、2段目と3段目の間に冷気を流す構造にすることで、食品の上下を冷気が包むようにして食品を冷やし、温度差を小さくしています。

ただこの構造自体は、今回の新製品で初めて採用されたわけではありません。日立の冷蔵庫は従来モデルでも冷蔵室用の冷却器/ファンと冷凍室・野菜室用の冷却器・ファンを独立させており、同じように冷凍室下段の各トレイの間に冷気を流す構造になっています。それが今回、あらためて「霜ブロック」としてこの点を訴求するようになったのは、この構造が霜の抑制に役立っていることが確認されたからということです。

会場では、約1カ月間冷凍保存した冷凍うどん/アイスバーで霜の付き具合を確認することができました。下がその写真です。

ひと目見て、霜のつき具合に差があるのがわかります。冷凍した食品に霜がつくということは、食品から水分が抜けてしまい、乾燥してしまっているということ。「鮮度よく保存する」を目指す日立としては、ぜひとも改善したいポイントだったでしょう。調査では冷凍スペースの困りごととして「霜つき」を挙げる人は約4割おり、ユーザーにとっても気になるポイントだったようです。

●プレミアムモデル「GZCタイプ」は「真空氷温ルーム」を搭載
○「新鮮スリープ野菜室」や冷蔵庫カメラも活用したい

その他の機能デモとしては、野菜室下段の「新鮮スリープ野菜室」で保存したチンゲンサイと「新鮮スリープ野菜室」非搭載機種で保存したチンゲンサイの状態比較展示もされていました。約10日間と比較的長い期間保存していたため、「新鮮スリープ野菜室」非搭載機種で保存したものはしんなりしていますが、「新鮮スリープ野菜室」で保存したものは葉がピンと張っており、鮮度が保たれているのがわかります。

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