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『べらぼう』「平賀源内の序文」を手に入れた蔦重(横浜流星)に視聴者最注目 第2話画面注視データを分析

マイナビニュース / 2025年1月19日 6時0分

また、「花の井の舞を見て、瀬川との逢瀬を思い出している平賀源内の表情が絶妙でしたね」「安田顕さんの源内がべらぼうによかった」「源内さんがどれだけ菊之丞さんを想っていたかが伝わってきて、エモかった」と、安田顕の演技も絶賛されている。

吉原は非常に厳格な階級社会だった。上から呼出(よびだし)、昼三(ちゅうさん)、附廻(つけまわし)、座敷持(ざしきもち)、部屋持(へやもち)、新造(しんぞう)、禿(かむろ)と呼ばれた。呼出は、客から指名されてから客のもとへ出向くもっとも高い地位の遊女。昼三は昼営業の揚代が三分かかる遊女、附廻は揚代が二分かかる遊女だ。座敷持は自分専用の座敷を持ち、そこで客をもてなすが、部屋持は自分の寝泊まりする部屋で客をもてなす。新造は新人の遊女で、禿は花魁の身の回りの雑用をする10歳前後の見習いの少女だ。呼出・昼三・附廻が花魁と呼ばれた。

今回、序文の受け渡し場所となった九郎助稲荷は吉原遊廓に鎮座していた稲荷社。昔、千葉九郎助という男が、天から降りてきた狐を地中に祀り、「田の畔稲荷」と呼んであがめたのが始まりとされる。吉原という特殊な環境で生活していた遊女たちは、自分たちの願いを託す相手として、九郎助稲荷を深く信仰していた。特に、縁結びの神様として信仰を集め、多くの遊女が良縁を祈願したといわれている。現在は、吉原神社として東京都台東区に祭られており、縁結び・所願成就・五穀豊穣の神様として信仰されている。

●蔦重、「貧家銭内」と夜の吉原へ
2番目に注目されたのは20時18分で、注目度74.2%。蔦重が銭内と吉原へ繰り出すシーンだ。

蔦重は貧家銭内(平賀源内)と名乗る男と、その従者・小田新之助(井之脇海)とともに夜の吉原を歩いている。平賀源内とは近しい仲だという銭内に、源内を紹介することと引き換えに吉原での接待を求められたからだ。

蔦重は源内に『吉原細見』の序文の執筆を依頼するため、源内の居場所を探していた。しかし一向に見つからず、源内が老中・田沼意次(渡辺謙)の屋敷へ出入りしていることを聞きつけ、以前、意次に会うきっかけとなった炭売りの男を探して厠で待ち構えていたところ、首尾よく男との再会がかなった。その男は貧家銭内といい源内とは親しくしているという。蔦重は半信半疑であったが、仕方なく2人を連れて吉原にやってきたのだ。

銭内は、吉原は古くさくて、金持ちの爺と田舎者しか来ないと聞いていると言いながら、老舗女郎屋である松葉屋を希望した。蔦重は格式も金額も高い松葉屋ではなく、河岸見世に連れていきたかったが、銭内に押し切られしぶしぶ松葉屋へ足を運んだ。銭内という男は一体何者なのだろうか…。
○銭内のペースに振り回される蔦重

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