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山田祥平のニュース羅針盤 第473回 スマホで何でもできる時代、FMVがPCに見出した新しい価値

マイナビニュース / 2025年1月21日 12時47分

画像提供:マイナビニュース

富士通クライアントコンピューティング(FCCL)が、同社の製品に冠してきたFMVブランドをリニューアル、最初の新製品として「FMV Note C 」を発表した。

「FMV」は富士通製パソコンが名乗ってきた「FM」ブランドを発展させるかたちで1993年に誕生したブランドだ。これまでの約30年間「FujitsuのF、マイコンのM、DOS/VとVictoryのV」、「Fujitsu Multimedia Vision」、「Fujitsu PC Materializes your Vision.」など、その意味合いを少しずつ変えながら、ITとその市場の変化に対応してきた。

今、働き方や暮らし方、人々の意識の変化が起こるなかで、それを支えるFMVも、まさに進化のときだとしてブランドリニューアルすることになったという。

○FMVリニューアル、3つのコンセプトで再定義

ロゴも変わった。FMVの3文字を示す均整のとれたデザインとなり、テーマカラーも白と黒になった。そして誕生したのが「FMV Note C」だ。

同社代表取締役社長の大隈健史氏は、川崎の拠点が企画、営業、開発、サポートを担い、出雲の工場で製造される同社製品が、店頭シェアナンバーワンを継続していることをアピール。今回のブランドリニューアルが、社会の変化に伴った製品の再定義であり、FMVも変わるときがきたとした。

リニューアルのコンセプトは3点で、シンプルでわかりやすいこと、時代にあった価値感を提供すること、そして日本の暮らしを応援することだ。それらを満たした上で、この製品が欲しいと感じさせる魅力を兼ね備えた製品を提供するという。

製品名はシリーズ名として、FMV Note、FMV Desktopが定義される。従来製品のFMV LIFEBOOK UHシリーズは、FMV Note Uとしてリブランドされる。今回は、848gを実現した世界最軽量のCopilot+ PCも登場した。634gを誇るムサシとはいかないまでも、意欲的な製品だ。

○新しいFMVを象徴するNote C。社長直下でゼロから企画

そして、FMV Note Cは、新しいFMVを象徴する製品となる。

大隈氏によれば、若年層はFMVがアクセスできていなかった顧客層に相当するという。その世代に認めてほしいという強い願いが込められている。企画開発プロセスをゼロから見直し、社長直下のプロジェクトとして、20代の若手をプロダクトマネージャーに任命した。

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