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バイプレイヤーの泉 第148回 冨永愛の静かなインパクトに憧れる

マイナビニュース / 2025年1月21日 21時0分

画像提供:マイナビニュース

コラムニストの小林久乃が、ドラマや映画などで活躍する俳優たちについて考えていく、連載企画『バイプレイヤーの泉』。第148回はモデル、女優の冨永愛さんについて。生活内で問題が起きると「あの人だったらどう対応するか」と、誰かになぞらえて解決策を模索するときがある。昨年末に仕事で面倒なことが起きた。担当者が突然、豹変して企画内で起きたトラブルは全て私のせいだと言ってきた。ほほう。フリーランスで働いていると、数年に一度は起きるような「まさか」だ。

こんなとき、冨永愛ならどうするだろうかと考える。きっと彼女なら自省すべき点があれば堂々と頭を下げて、面倒なことはさっさと終わらせる。凛としている。そうか、自分もそうするかと勝手に気持ちが切り替わる……ということがあった。今回は私の中に小さく灯る、冨永さんへの尊敬と愛について。

○日本一、パリが似合う女性

おそらく日本国内で一番著名で、体型維持のためのストイックライフを知られているモデルが冨永さんだ。パリコレと雑誌『VOGUE』が非常によく似合う女性とも言える。『VOGUE』は出版に携わっている者なら誰もが一度は制作に携わりたいと、懇願する媒体だ。ちなみに私は今だに購入する以外、ご縁はない。

もしくは『冨永愛』という彼女の名前を知らずとも「年に2回しか大好きなラーメンを食べない」という強靭なメンタルを持つモデルがいることは、多くの日本人が知っているのではないか。

そんな冨永さんが2022年『日曜日の初耳学』(MBS・TBS系)に出演していた。『冨永愛の熱血授業』と題して視聴者たちの悩みに回答するという企画。この時の回答がすばらしく、彼女らしいエスプリが伝わってくるものだった。中でもよく覚えているのが、30代の経営者の悩み。自分以外のスタッフの仕事ぶりに、苛立ってしまうという内容だった。冨永さんは自らも経営者であり、気持ちがよくわかると言う。

「最近思っていることは(スタッフたちが)自分が持っていないものを持っていてくれるから、一緒に仕事ができるということ。自分が気づかないところに気づいてもらえる。それって同じ視点じゃないからできるんですよね」

はっとさせられた。私も毎日同じようなことでモヤモヤしていた。それは自分が相手に期待しなければいいと解釈していたけれど、こういう可能性もあるのかと膝を打った。
○新人女優らしからぬ大物感がいい

冨永さんは前述の番組でこんなことも言っていた。

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