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AI PCの出荷は全体の15%にとどまるも、OMENゲーミングPCにも最新AI機能を拡大へ - 日本HP事業戦略発表会

マイナビニュース / 2025年1月21日 17時55分

ワークステーション製品はRyzen AI MAX PROプロセッサを搭載し、メインメモリも128GBまで対応。このうち96GBをグラフィックスに割り当てができるため、大規模言語モデルの追加学習にも対応するといいます。

OMEN MAX 16は16インチのゲーミングパソコンで刷新された冷却機能とオーバークロッキングを可能とします。この製品にはOMEN AIが含まれており、OMEN Gamin Hubで蓄積された数百万のデータと機械学習モデルでゲーム内設定とFPS向上との相関関係を検出し、最適な推奨設定を保存するといいます。対応ゲームタイトルも順次拡大するというので、楽しみな機能です。

またHyper Xの超低遅延アクセサリーをUSBドングルレスで3台までペアリングできるようになり、傘下のワイヤレスペリフェラルがスマートに接続できるようになります。

ちなみにHP製品はGxで第x世代製品を表していますが、CPU採用が広がったためか、Gxiはintel製CPU、GxaはAMD製CPUを意味するようになりました(qualcomm製CPU製品だとGxqです)。

○AIをさらに加速するHP。プリンタを活用した事例も紹介

説明会の冒頭、岡戸伸樹社長は「2024年度は尻上がりによくなった」と総括していました。「今年は巳年、蛇が脱皮して大きくなるようにリスクを取っても大きく成長させる」と今年の抱負を語っていました。

今後数年のPC市場をけん引するのはAI PC。2024年はAI PC元年だったのですが、終わってみるとHPにおけるAI PC率は15%。2024年当初はIntel製のみでしたが、AMDやQualcomm製プロセッサも加わったものの、数値としてはやや低めなイメージがあります。

それでもAIが仕事に与える影響は大きいようで、HPが世界12か国12000人のナレッジワーカーに対して行った調査では、仕事でAIを利用している人は昨年の38%から66%と大きく向上し、AIが仕事を楽にしてくれると感じる人が73%、AIが仕事を楽しむ新たな機会を与えてくれたと感じる人が68%とAIに対する期待は高いようです。

岡戸社長は日本で仕事にAIを活用しているナレッジワーカーはまだ世界よりも低いとおっしゃっていましたが、AI利用の増大基調は変わらないと説明していました。

HPとしては「Future of Work」という企業の成長と従業員の充実を満たす事を狙っており、そのための大きな柱がAI。AIを活用したITプラットフォームとスマートテクノロジーとパーソナライズ体験、高いコラボレーション体験を柱としています。

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