AI PCの出荷は全体の15%にとどまるも、OMENゲーミングPCにも最新AI機能を拡大へ - 日本HP事業戦略発表会
マイナビニュース / 2025年1月21日 17時55分
一例としてAIによって印刷レイアウトを自動的に最適化するHP Print AI(現在、アメリカでβ提供を開始)を紹介。印刷レイアウトをあまり考えずにExcelを作ると、スプレッドシートが数枚にわたって分割されて印刷された経験がある人も多いハズ。きれいな結果を得るために何度も印刷プレビューを見てレイアウトを変更する試行錯誤を繰り返すというのは生産効率を下げてしまいますし、見た目の悪い印刷結果を四苦八苦してみるのも大変です。
HP Print AIを利用することで、タイトルが自動表示されるとともに、グラフやスプレッドシートが見やすくページ内にレイアウトされています。これはちょっと使ってみたい機能ですし、AIによって印刷結果がわかりやすくなって生産性を向上させるよい事例だと思います。
日本での製品導入・採用事例としては4つ紹介していました。杏林製薬ではMR向けにHP Dragonfly G4を960台導入しました。HPが採択された理由としてHP eSIM Connectによる5年間の無制限データ通信利用権があり、いつでもどこでもデータ通信が利用て着る点と、HP Protect and Trace with Wolf Connectによって、電源オフの状態でも現在位置の把握や必要に応じてロック・ワイプ可能なMDMが提供されており機密情報を扱うMR向けにフィットしたと説明がありました。
出版大手で総合メディア産業のKADOKAWAが、「ところざわサクラタウン」にHPのデジタル印刷機を8台導入。これにより100部からの小ロット印刷に対応し、従来ならば10日ほどかかる納期を1〜3日という短納期を実現しています。
すでに3000万部がこのデジタル印刷機によって作られており、販売機会の損失や、返本や廃棄の減少という効果があり、特に返本率が10%削減できていると具体的な数字を挙げて説明していました。
Agnaviという日本酒スタートアップ企業は、日本の酒蔵の約10%に相当する120蔵元と提携し「一合180mLの缶入り」日本酒ブランドを展開しています。
従来の日本酒は一升瓶が主力ですが、これを飲みきりサイズにしたというのは大きく、現在200種類以上の地酒を販売しているそうです。種類の豊富さに加え、世界10か国への輸出も実現しているということで、ここで缶の印刷にHPのプリンタを使用していると紹介していました。
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