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デジタル人材を育成し地域課題を解決 - 秋田県で「あきたデジタルアカデミー」を実施

マイナビニュース / 2025年1月31日 13時0分

画像提供:マイナビニュース

秋田県は、デジタルリテラシーを学びながら、秋田県内の社会人とフラットな交流ができるプログラム「あきたデジタルアカデミー」を2024年9月に開講。2025年1月まで全5回の研修を実施した。

「あきたデジタルアカデミー」は、デジタル人材として就職することを希望している人向けの研修を行うとともに、デジタル人材を求めている企業との接触機会を増やすことを目的としたプログラム。大学生や転職を考えている社会人のほか、今の現場でよりスキルアップをしていきたいといった人を対象に実施された。

基本的なカリキュラムは、ITパスポート試験対策講座(eラーニング)を軸に、デザイン思考を用いた地域課題解決実践研修や地域企業との交流、自己分析などを実施。「ITパスポートは社会人にとって必須のスキルと言われつつありますので、まずはそれをeラーニングで学びつつ、デザイン思考を学んでいただくという内容になっています」と、秋田県 産業労働部 産業政策課 デジタルイノベーション戦略室 主査の中嶋結也氏は説明する。

そして、「『あきたデジタルアカデミー』の大きな目的のひとつはデジタルリテラシーの獲得です。これからデジタル社会が本格化する中で、最低限知っておきたい知識を学ぶとともに、こういった知識を持っていればより効果的にデジタルに関する知識を得ることができる。そんなところを目指しています」と続ける。

本プログラムのカリキュラムにおいて注目したいのが、ITやデジタル知識の習得だけでなく、“地域課題の解決”にも取り組んでいるところ。「秋田県においては、人口減少、少子高齢化が進展する中、どのように地域を運営していくかが課題」という中嶋氏。

秋田県では、県の総合計画として、「新秋田元気創造プラン」を推進しているが、この中でも重要視しているのが、「賃金水準の向上」、「カーボンニュートラルへの挑戦」、そして「デジタル化の推進」の3つのプロジェクトだ。特に「デジタル化の推進」については、「人口減少が進んでいく中、デジタル技術を有効に活用していかないと、地域を運営していくのが難しくなる」という前提において、「その際に、デジタルに関する基本的な知識が必須」と力を込める。

「デジタル化を推進していくためには、担い手であるデジタル人材が不可欠。『あきたデジタルアカデミー』は、そういったデジタル人材になりたいと思っている方を対象に、研修を実施するものです。そして、実際に企業の方々と交流することで、デジタル技術がどのように活用されているかを知識だけでなく実践という観点で具体的に学ぶことができる」と語る。

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