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鉄拳、“素顔公開”の反響に喜び 『べらぼう』絵師役でベテラン俳優の風格 浮世絵の猛特訓も明かす

マイナビニュース / 2025年1月25日 10時0分

自宅で約1カ月、1日4時間程度、浮世絵を猛特訓。劇中に登場する完成した作品は浮世絵師が手掛けたものだが、描いているシーンは、手元の寄りも含めてすべて鉄拳が演じている。

「僕は演技も下手くそだし、滑舌も悪いので。絵が描ける人ということで指名がかかったと思うので、絵が描けなかったら呼ばれた意味がないと思い、必死で練習しました」

出演が発表された際にも「演技は自信がない」とコメントしていた鉄拳。今回の撮影でやはり苦手だと感じたそうで、「セリフが短かったので助かりました。セリフが長かったらパニックで言えなかったでしょうね」と吐露するも、また俳優として出演したいという思いはあるようで、「一言だけだったら何でも受けます(笑)」と乗り気だった。

撮影では、とにかく湖龍斎として絵をしっかり描くことに全力を注いだ。

「演じることは考えてなかったです。僕に与えられた仕事は、うまく浮世絵を描くことだと思ったので、演技は見てもらわなくてもいいと。僕の使命は浮世絵を描くことだとずっと思っていました」

これまでの活動において最も忙しかったのは、2013年度前期の連続テレビ小説『あまちゃん』で劇中アニメを手掛けていた頃。「1日20時間ぐらいパラパラ漫画を描いていて、寝ている時間がないぐらいやっていました」と振り返り、今パラパラ漫画を描いている時間は「8時間に抑えている。集中できるのが5~6時間なので」と説明した。

ピーク時に1日20時間描いていた経験は、今回の『べらぼう』にも生きていると鉄拳は語る。

「集中力や忍耐力はついたと思います。浮世絵を細かく描くのは、1時間ぐらい練習したらすごく疲れるんですよ。それでも集中して描いていられたのは、ずっとパラパラ漫画を長い時間描いているからだなと思いました」

●「絵を描く仕事をしてきてよかった」 出演回はリアルタイム視聴
そして、自身と同じく絵を描くことを仕事にしていた湖龍斎を演じ、とても縁を感じているという鉄拳。「絵を描く仕事をしてきてよかった」という思いも語った。

「江戸時代に絵を描いて、それを仕事にしていた人物で、僕も特殊なパラパラ漫画を仕事にさせてもらっているので、今回この仕事が来た時に縁があるんだなと思いました。絵を描いてなかったらこの仕事も来なかったと思うのでよかったですね。湖龍斎さんは僕の中では伝説的な、ちょっとつながりがあるんじゃないかって勝手に感じています」

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