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編集部がkintoneで業務アプリを作ってみた 第6回 kintoneで役立つ時短術! 効率よくアプリを開発する

マイナビニュース / 2025年1月29日 9時0分

情報弱者で応用力が乏しく、非効率な作業をしてしまいがちな筆者は、kintoneで作成している途中のアプリの機能を確認する際、編集画面の右上にある「アプリを公開・更新」を押して、レコードの登録画面を通じて確認していた。

公開されたアプリの登録画面をみて「ちょっと違うかも……」「この機能も必要だな」と気付けば、編集画面に戻って機能を削除・追加し、再び「アプリを更新」を押して動作を確認していた。編集画面と実際の登録画面とでは、表示のされ方が微妙に異なるため、いちいち確認していたのだ。

正直面倒だったので、齋藤さんに相談してみると、kintoneには「アプリの動作テスト」という機能があることを教えてくれた。

「アプリの動作テスト」では、作成したアプリを公開する前に、アプリが意図したとおりに動作するかをテストできる。また、公開中のアプリの設定を変更する場合にも、運用環境に反映する前にアプリの動作をテストできる。

齋藤さんは「動作テストで登録したレコードのデータは、動作テスト環境にのみ保存され、公開中のアプリの運用環境には反映されません」と教えてくれた。ちょっと試してみようというときに便利な機能だ。

ちなみに、動作テスト環境では、レコード一覧の絞り込みの保存やグラフは保存できず、通知は送信されないという。もっと詳しく知りたい方は公式サイト「kintoneヘルプ」を参照するとよいだろう。
“倉庫”として使う「グループフィールド」

次に紹介したいのは「グループフィールド」の応用的な使い方だ。

kintoneのグループフィールドとは、配置すると他のフィールドをグループフィールド内に入れて、グループごとに折りたたんで非表示にしたり、展開して表示したりできる機能だ。

フィールドの数が多い場合、フィールドをグループフィールドごとにまとめて整理できるため、フィールド数を整理したい場合などに活用できる。

前回は、このグループフィールドと説明文を表示できる「ラベル」を組み合わせたテクニックを紹介した。作成したアプリを初めて使うメンバー向けに「迷ったらココをクリック!」といった項目を作り、レコードの入力画面をすっきりとさせることに成功した。

そして今回紹介したいのは、グループフィールドを、一時的に不要な機能や消すかどうか迷っている機能を保管しておく“倉庫”として活用する方法だ。

筆者はこれまで、「このフィールドは必要ないな」と感じると、アプリの見た目をすっきりさせたい欲にかられ、すぐに該当するフィールドを削除してアプリを更新していた。ところが、「やっぱりあのフィールドは必要かもしれない!」と、後になって気付くこともしばしば。

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