インフルエンザの患者数が過去最多?! 正しい予防と発症した場合の対策は
マイナビニュース / 2025年1月29日 10時0分
○1.感染経路を断つ
感染経路を断つために最も大切なのは、「正しい手洗い」です。私たちは毎日、さまざまなものに触れていますが、それらに触ることによって自分の手にもウイルスが付着している可能性があるからです。ウイルスが体内に侵入するのを防ぐため、帰宅時や調理の前後、食事前などにはこまめに手を洗いましょう。手洗いは、以下のような手順で行います。
1.流水でよく手を濡らし、石鹸をつけて手のひらをよくこする
2.手の甲を伸ばすようにこする
3.指先・爪の間を念入りにこする
4.指の間を洗う
5.親指と手のひらをねじり洗いする
6.手首も忘れずに洗う
石鹸による手洗いが終わったら、水で充分に流し、清潔なタオルやペーパータオルでよくふき取って乾かします。また、爪を短く切っておくこと、手洗いの前に時計・指輪を外すことも忘れないようにしましょう。
○2.予防接種を受ける
インフルエンザワクチンを打つことで、発症の可能性を減らし、発症しても重症化を防ぐことが期待できます。ワクチンはインフルエンザが流行する前に接種するのが望ましいですが、今からでもワクチンを打つことで予防効果があります。
○3.免疫力を高める
免疫力が弱まっていると、インフルエンザウイルスに感染しやすくなると言われています。また、感染した時に重症化してしまう恐れもあります。普段から充分な睡眠とバランスの良い食事を心がけ、免疫力を高めておきましょう。
その他、人混みや繁華街への外出を避けることも感染を防ぐのに効果的です。また、空気が乾燥するとのどの粘膜の防御機能が低下するため、乾燥しやすい室内では加湿器などを使って適度な湿度(50〜60%)を保つこと、こまめな換気を心がけることも感染予防につながります。
○■発症したらどうすればいい?
目安として、比較的急速に38度以上の発熱があり、咳やのどの痛み、全身の倦怠感などの症状がある場合はインフルエンザに感染している可能性があります。その場合、まずは安静にして充分な睡眠をとりましょう。また、高熱による発汗で脱水症状になるのを防ぐため、こまめに水分を摂ることも大切です。
高熱が続く、呼吸が苦しい、意識状態がおかしいなど具合が悪い場合は、早めに医療機関にかかりましょう。特に、幼児や高齢者、妊娠中の女性、持病のある人などは重症化しやすいため速やかな受診が必要です。
医師が必要と認めた場合は、抗インフルエンザウイルス薬が処方されます。発症から48時間以内に服用を開始すると、発熱期間の短縮などの効果が期待できます。
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