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帝人ファーマ、睡眠時無呼吸症候群の啓発イベントを開催 - 「いびき大きい」の指摘に北斗晶の反応は?

マイナビニュース / 2025年1月28日 17時25分

画像提供:マイナビニュース

帝人ファーマは1月27日、「家族となおそう睡眠時無呼吸」疾患啓発イベントを開催した。関係者は「睡眠時無呼吸症候群(以下、SAS)に関する正しい知識を広めることで、患者さんを取り巻くご家族や周囲の方の協力による早期発見・予防を促していきたい」と狙いを語る。ゲストとして佐々木健介さん、北斗晶さんが招かれた。

○■SASとは?

SASは、睡眠中に無呼吸状態が繰り返される疾患。高血圧、糖尿病、心血管障害といった生活習慣病のリスクを高めるだけでなく、脳卒中や脳梗塞の発症リスクを3.3倍にも引き上げる可能性が指摘されている。しかし症状が睡眠中に現れるために本人が自覚することは難しく、多くの患者が正しい治療を受けていない現状がある。帝人ファーマの酒井康文氏は「日本における潜在患者数は940万人以上で、30~60歳の約7人に1人がSASに罹患しているとの報告があります」と警鐘を鳴らす。

SASの治療方法としては、CPAP(持続陽圧呼吸療法、シーパップ)、マウスピース、外科的治療法などが一般的。しかし治療者数は2022年の段階でも73万人にとどまり、まだ充分な数に達していない。

そこで帝人ファーマでは、SASを疑いつつも医療機関で受診していない人を対象にしたアンケート調査を実施。その4割から「家族や知人から診療を勧められれば受診を検討する」という回答が得られたため、SASの疾患啓発キャンペーンを実施した。

続いて久留米大学 学長の内村直尚氏は、20歳以上の日本人男性2,667名、女性3,035名に聞いた2019年実施のアンケート調査について紹介。それによれば、約3割の人は日中に眠気を感じているという。「その背景には、睡眠障害の可能性があります」と内村氏。

医学的には、ひと晩(7時間)の睡眠中に10秒以上の無呼吸が30回以上ある、もしくは1時間あたり5回以上ある場合にSASと診断される。では、どんな人がSASになりやすいのだろうか? 内村氏は「あごが小さくて下顎が後方に引っ込んでいる人は気道が狭い。欧米人に比べてアジア人は下顎の発達が悪く、そのため日本人は無呼吸になりやすい体質と言えます」「首が太い、首が短い人は脂肪もつきやすく気道が狭まる」「舌、舌の付け根が大きい、扁桃が肥大している人も注意です」「あとは肥満。20歳の頃より10~20kgくらい体重が増えた人はSASのリスクが上がっています」と説明する。

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