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「貯金額」働き盛り世代の最多層は? 7割は家族に伝えていない - 三井住友銀行調査

マイナビニュース / 2025年1月29日 9時21分

画像提供:マイナビニュース

三井住友銀行は1月28日、「お金に関する意識調査」の結果を発表した。調査は2025年1月15日~1月16日、20~40代の有職者(男女)600名を対象にインターネットで行われた。
○20~40代の最も多い貯金額は「11~50万円」

20~40代の男女に対し、現在の貯金額(現金貯金のみ、外貨・証券は含まず)を聞いたところ、「11~50万円(15.5%)」が最も多く、次いで「~10万円以下(14.2%)」「51~100万円(12.1%)」という結果に。さらに貯金する目的を質問したところ、「いざという時の備え(32.3%)」「老後の生活費(18.5%)」が上位を占めつつ、「特に目的はない(24.4%)」ということも判明した。将来や有事の際の備えのために貯金を行う人が多い一方で、目的があって貯金をしている人ばかりではないことが伺える。

○約7割は家族に自身の貯金額を伝えず

家族やパートナーに自身の貯金額を伝えているかを質問したところ、約7割(67.1%)が「伝えていない」と回答。貯金額を伝えている割合を年代別で見ると30代は26.9%、40代は30.5%であることに対し、20代は42.5%と4割を超える結果から、若年層は他の世代よりも貯金額を共有することへの抵抗感がないことが伺える。

また貯金額に限らず、銀行口座やお金の話題について普段から家族や友人に相談するかを聞いたところ、「あまり相談しない(19.0%)」「まったく相談しない(34.6%)」と半数以上の人が相談しないと回答。生活の中で重要な"お金のこと"は親密な間柄であっても共有したり、相談したりしている人が少ないことが明らかになった。

○利上げを認識している人の約4割が貯金額を増加

日本銀行は2024年3月にマイナス金利を解除。同年7月には0.25%への利上げを決定した。また、2025年1月24日に開いた金融政策決定会合で、およそ16年ぶりに政策金利を0.5%に引き上げることを発表した。こういった段階的な金利引き上げの流れがある中で、利上げによる生活者への影響を明らかにするため、日銀政策金利が引き上げられたことを知っているかを質問したところ、知っていると回答した人の割合は4割(39.9%)に留まり、6割(60.1%)は知らないことが明らかに。

一方で、金利の引き上げを知っていると回答した人の内、36.1%は金利の引き上げにより貯金額を増加したことが明らかになった。「特に20代の58.4%は利上げによって貯金額を増やしており、馴染みのなかった『金利のある世界』に期待を寄せているのかもしれない」(同調査)。

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