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企業の未来は「社内転職」にあり? 新たなキャリア形成の仕組みをビズリーチの発表会で見た

マイナビニュース / 2025年1月29日 10時4分

画像提供:マイナビニュース

転職サービス大手のビズリーチ社が1月28日、新たな人材管理サービス「社内版ビズリーチ byHRMOS」を発表した。

企業内の優秀な人材の流出を防ぎ、社内でのキャリア形成を支援することを目的としたサービスだ。

すでにキリンホールディングスなど約15社で先行導入が進んでおり、人材活用の新たな手法として注目されているという同サービスの発表会に参加した。

ビズリーチの成長と新たな挑戦

2009年にビズリーチを創業し、現在ビジョナル代表取締役社長を務める南壮一郎氏は、「私たちは16年間にわたり、ビズリーチを通じてダイレクトリクルーティングの価値を提供してきた」と語る。

また、企業の採用管理、労務手続き、人事データ管理などを支援するクラウドサービスの展開も進め、累計3.3万社以上の企業が導入している。

さらに、同社は生成AI技術を活用した新機能の開発にも力を入れており、「生成AIを活用したレジュメ自動生成機能」を提供。求職者は約60秒で基本的なレジュメを作成できるようになった。
「社内スカウト」で人材流出を防ぐ

新サービス「社内版ビズリーチ byHRMOS」は、企業内で埋もれているスキルや高いモチベーションを持つ人材を発掘し、適切なポジションに配置することを目的としている。

ビズリーチ代表取締役社長の酒井哲也氏は、「企業には、社員が気づいていない魅力的なポジションが多く存在する。外部の求職者にスカウトを送るように、社内の社員にも『社内スカウト活動』を行うことが重要だ」と語る。

実際に、富士通では2020年からジョブ型人事制度による社内公募を導入し、約2万7,000人が応募、約1万人が異動を経験。みずほフィナンシャルグループでも社内転職制度を採用し、社員のキャリア選択の幅を広げている。

こうした背景から、本サービスが誕生したのだ。
生成AIを活用した新機能

その特長は、生成AI技術を活用し、人材のマッチングを最適化する点にある。酒井氏は、以下の3点を特長として挙げる。

●転職市場のデータを学習したAIが、企業の人材管理を支援。
●社員の「社内レジュメ」と「ポジション要件」を自動生成。
●人材検索の精度を向上させ、適したポジションを推薦。

この機能により、社員が主体的にキャリアを選択し、企業内で新たなキャリア形成を実現できる。
シニア人材の活用にも期待

新サービスの導入は、若手だけでなくシニア人材の活性化にもつながる可能性がある。

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