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仕事の合間にアクアリウムで癒やされる! 異色のApple Vision Proアプリ、登場の背景

マイナビニュース / 2025年1月29日 18時0分

鮮やかな色の熱帯魚から、ホオジロザメやマンタなど、クラフトリウムの中ではさまざまな魚に出会えます。「図鑑」の機能に魚たちを登録すると、クラフトリウムを立ち上げた時に眺めたい魚が選べます。

クラフトリウムの景色を彩るサンゴや石など、入れ替え可能なアイテムは自由に選んで水槽の中をカスタマイズできます。アプリの環境設定を終えて一定時間が経過すると、アイコンやボタンなどアプリのユーザーインターフェースは非表示になります。グラフィックスの解像度も高く、まるでホンモノの水槽がApple Vision Proの中に浮かんでいるようなリアリティが感じられました。

クラフトリウムは、visionOSの画面内にほかのvisionOS対応アプリやMac仮想ディスプレイを同時に表示する「Volumeモード」に対応しています。アプリの設定で、水槽の中の景色を全画面表示にする「Immersiveモード」に切り替えることも可能。Immersiveモードにすると、大きなサメやエイが目の前に迫ってくる様子も楽しめます。

仕事中も魚たちに癒やされる

Graffityの森本俊亨氏は、クラフトリウムをVolumeモードでも楽しめるアプリとした目的が「Apple Vision Proのワークスペースに飾るアクアリウム感覚で楽しんでもらいたいから」だと語ります。2024年2月2日に北米からApple Vision Proの販売がスタートして間もなく1年が経ちます。日本での発売開始は同年6月28日から。森本氏は、これまでGraffityとしてvisionOS対応のアプリを開発してきて、特に「Apple Vision Proを使い込んでいる人のためのユーティリティ的なアプリに良い手応えを得ている」といいます。

「クラフトリウムは、Mac仮想ディスプレイなどの機能を活用してApple Vision Proを仕事や創作のため活用しているユーザーの“邪魔にならないゲーム”にしたいと考えました。企画検討の初期段階では、AR空間に植物を置けるアプリなども挙がりました。松竹の開発チームと議論を重ねた結果、高解像表示に対応するデバイスの特徴を活かして、なおかつ非日常感が味わえるダイナミックなコンテンツとして、アクアリウムを選びました。基本的には仕事に集中しながら、ふとした時にアプリで心を癒やすような使い方をしてほしいですね」(森本氏)

クラフトリウムは無料で楽しめるアプリです。水槽の中に選んで配置できるアイテムを今後追加して、よりリッチにカスタマイズできる有料のアイテムなどを追加する予定はないのでしょうか。森本氏は「Apple Vision Proのデバイスの普及状況を見ながら、今後のソフトウェアアップデートによるアイテムや機能追加を検討したい」と答えています。
松竹とGraffityの連携に今後も期待

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