仕事の合間にアクアリウムで癒やされる! 異色のApple Vision Proアプリ、登場の背景
マイナビニュース / 2025年1月29日 18時0分
松竹の事業開発本部長である井上貴弘氏は、今回Graffityとタッグを組んだことで「130周年を迎える松竹が、日本の映画業界に関わる企業としていち早くApple Vision Proを活用するエンターテインメントの創作に名乗りを挙げられたことが大事な一歩」であると話しています。
井上氏が社長を勤める松竹ベンチャーズでは、AR/VRなど先端の映像ツールを活用するものなど、さまざまなクリエイティブプログラムの創出にも力を入れています。井上氏は「当社がハブの役割を果たすことで、松竹が映画に歌舞伎、演劇など各分野で培ってきたノウハウに横串を刺して新しいエンターテインメントが提案できると考えています。ゲームの分野でも、新しいものをGraffityと共創したい」と期待を込めて語りました。
森本氏は、特にApple Vision ProとMeta Quest 3/3Sについて「Graffityが得意とするAR空間ゲームの知見を活かしやすいデバイス」であると表現しています。クラフトリウムは、ヘッドセットデバイスで仕事や創作をする合間に“ながら見”する楽しみ方に適したアプリです。そのため、今回はビジネス的なワークスタイルに向くApple Vision Pro専用のアプリとしてリリースされます。
一方で森本氏は、今後GraffityとしてApple Vision Proよりも安価なMeta Questシリーズ向けにも良質な空間エンターテインメントを提供したいと話しています。同社の独創的なアイデアに、さまざまな空間エンターテインメントのプラットフォームからアクセスできるようになる日が今からとても楽しみです。
著者 : 山本敦 やまもとあつし ジャーナリスト兼ライター。オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。独ベルリンで開催されるエレクトロニクスショー「IFA」を毎年取材してきたことから、特に欧州のスマート家電やIoT関連の最新事情に精通。オーディオ・ビジュアル分野にも造詣が深く、ハイレゾから音楽配信、4KやVODまで幅広くカバー。堪能な英語と仏語を生かし、国内から海外までイベントの取材、開発者へのインタビューを数多くこなす。 この著者の記事一覧はこちら
(山本敦)
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