1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

【実食レポ】「久保田」を“熱燗”で楽しむ特別ペアリングイベントに潜入! in「赤坂 渡なべ」

マイナビニュース / 2025年1月30日 18時0分

続いて同じ「久保田 千寿 吟醸生原酒」が“飛び切り燗”で到着。70度まで上げたという。「度数が強く、中途半端な温かさだとアルコール感が強くなってしまうので、高温にして一気にそれを取りました。熱々の状態で茶碗蒸しと合わせてください。温かい料理には、温かい日本酒が合います」と佐藤さん。

飛び切り燗で飲む生原酒はロックのそれとはまるで違った表情をみせる。香り高いが、どこかライトだ。ナマコの内臓の塩辛“このわた”を使った茶碗蒸しと最高に相性が良く、このわたの濃厚な磯の香りが口の中に広がっていく。

後肴にはお店の名物「からすみドリア」が用意された。ペアリングは久保田の最高峰「久保田 萬寿 自社酵母仕込」を常温で。このわたに並ぶ日本三大珍味のひとつ、からすみの熟成したチーズのような風味と旨味に、萬寿ならではの重層的でエレガントな風味がマッチする。

佐藤さんいわく、「久保田の萬寿の自社酵母仕込は単体で美味すぎるので、逆に食事とは合いにくい。でも、魚卵系は味が強いので今回、合わせてみました」。魚卵に唯一合う酒が日本酒と言われているようだが、確かに最高級の酒&魚卵珍味のペアリングは唯一無二のマリアージュを醸しているようだ。

新潟のブランド豚「純白のビアンカ」のごま和えと「久保田 千寿」の熱燗のペアリング。豚肉の甘み・旨味と白ごまの芳醇な風味がキレのある千寿と実に好相性である。それより驚いたのが……

お燗の出汁割りである。

「こちらは一番出汁で、昆布と鰹節、めじ節(まぐろ節)をブレンドしています。今日はお酒の出汁割りに合うように、少し濃いめのお出汁でご用意しております。出汁に対して、4分の1の量のお燗を入れてください」(渡邉さん)

合わせたのはこちらも「久保田 千寿」で、これが唸るしかないほどのクオリティの高さだった。出汁のクリアながら強烈な旨味に千寿の風味がまろやかに溶け込み、体に染み渡っていく。

「久保田 千寿 純米吟醸」はお造里とともに。チャイロマルハタにはお燗、アオリイカには常温がおすすめとのことだ。ちなみに、刺し身に柑橘を絞ることで、日本酒にはない“酢酸”の要素が加わり、より全方位的なペアリングが生まれるという。

富山県氷見の天然寒鰤は湯霜で、大根おろしと芽葱、柚子胡椒おろしぽんずあんを添えて「久保田 千寿 純米吟醸」とペアリング。ほのかな酸味と芽葱のピリッとした苦みが純米吟醸酒の旨味と見事に混じり合う。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください