1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

Lightning搭載iPhoneが欧州で販売打ち切り、次期iPhone SEはどうなる?

マイナビニュース / 2025年1月29日 22時0分

これまでのiPhone SEは、以下の2つの条件を守って作られてきました。

基本的にボディの再設計はせず、過去モデルのデザインを流用する
その時点で最新のiPhone向けチップを採用する

USB-Cポートを搭載する筐体はiPhone 15以降となるため、デザインはiPhone 15に準じたものに、そして現段階でiPhone向け最新チップはA18となるため、新しいiPhone SEの姿が浮かび上がってきます。

既存の併売モデルが無価値に?

Appleは、2024年6月に開催したWWDC24で、独自のAI「Apple Intelligence」を発表以降、対応しているあらゆる製品に「Apple Intelligenceのために設計」という文言を加えてきました。

現状、Apple製品の購入意向に大きな影響を与えているわけではありませんが、今後もキーメッセージとして使い続けていくことが考えられます。当然ながら、iPhone SEの次世代版もApple Intelligenceに対応させ、向こう2~3年の販売に備えることになるはずです。

その点からも、A17 ProやA18といった、Apple Intelligenceに対応するチップを採用することが確実です。

しかし、ここで問題になるのが、併売している過去モデルを一瞬にして無価値化する可能性です。

新型iPhone SEは、登場すればLightningポート問題がないEU以外の国々でも発売されることになります。しかし、併売しているiPhone 14やiPhone 15は、Apple Intelligenceに対応していません。

そのうえ、もし次世代のiPhone SEが429ドルという低価格を保つ場合、「iPhone 14やiPhoone 15のほうが大幅に値段が高いのに、AI機能が使えない」というラインナップのいびつさが生じます。簡単に言えば、iPhone 14やiPhone 15を買う魅力がなくなる、ということです。

そのため、iPhone SEの次世代モデルは、これまでのセオリーに則るとしても、ラインナップに大きな影響を与えることになりそうです。その登場が待たれます。

著者 : 松村太郎 まつむらたろう 1980年生まれのジャーナリスト・著者。慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程終了後、ジャーナリストとして独立。2011年からはアメリカ・カリフォルニア州バークレーに移住し、サンフランシスコ・シリコンバレーのテクノロジーとライフスタイルを取材。2020年より、iU 情報経営イノベーション専門職大学専任教員。 この著者の記事一覧はこちら
(松村太郎)



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください