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阪神・淡路大震災を知らない関西大学の学生たち…“自分事”と捉える困難に直面

マイナビニュース / 2025年1月31日 10時0分

また、今回取材を担当した入道楓ディレクターは、26歳で自身も“阪神・淡路大震災を知らない世代”。『newsランナー』(毎週月~金曜16:45~)でディレクターを務めたニュース特集企画『全盲の娘に描く絵』がアジア・太平洋地域の16の国と地域の映像コンテンツの中から優れた作品を表彰する「アジアン・アカデミー・クリエイティブ・アワード(AAA)2024」ショートフォーム部門(Non Scripted)で最優秀賞を受賞しているが、ドキュメンタリー番組の制作は、今回が初。

入道ディレクターは約1年半の取材を通して「(学生たちが)今後社会人になっていく上で誰か大切な人を亡くした人に出会った時に寄り添うことができたり、震災が起きた時には何をすべきでどう備えるべきか、震災を伝えていかなければと思えるような人たちに育ったのではないかと思いました」と振り返り「彼らにとって震災が大学時代に少し学んだことで終わるのではなく、学びを通じてどういう大人になっていくのかを、少しでもこの番組を通して感じてもらえたらうれしいです」と語っている。

コメントは、以下の通り。
○■小須田康人

――番組をご覧になっていかがでしたか。

関西大学のゼミ生の19人のうち18人が「震災のことを学ぶのははじめて」というのが本当に驚きでした。でも最近の若い人はテレビを見ないと聞きますし、SNSの情報は自分が見たいものしか出てこないことが多いですから、そういうこともあるんだなと。番組の取材を1年半されたと伺いましたが、若い彼らが大学の授業で単位を取るために「やらなきゃいけない」と始めたところから変わってきているのが、1時間の番組の中でも感じられました。一生懸命真剣に取り組んでる様子はあったし、みんな偉い。すごく優秀な人たちですよね。「何も頑張ってない、何も知らない」と言ってるけど「若い人も頑張ってるな」と思いました。

――震災を知らない学生たちは、震災にずっと向き合わざるを得ない遺族から「震災を伝える意味」を突きつけられます。小須田さんはこの“難問”についてどう思われますか。

その答えはいっぱいあるだろうし全部正解だと思います。今回の映像を見て、伝え続けていくことは自分自身が生き残るために必要なんだ、というのが今の思いです。みんながみんな生き残るために何か必要なことをして将来に備えようとすれば、悲しむ人がずっと減る。それは社会にとってとても大きなことだと思うんです。

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