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最新宇宙探査技術が一堂に集結、「深宇宙展」日本科学未来館で今夏開催へ

マイナビニュース / 2025年1月31日 14時10分

画像提供:マイナビニュース

世界初公開を含む、最新の宇宙探査技術が一堂に集結する特別展「深宇宙展~人類はどこへ向かうのか To the Moon and Beyond」が、日本科学未来館(東京・お台場)で7月12日から9月28日まで開催される。入場料金は未定だが、決定次第公式サイトで告知する。

「アルテミス計画」のために日本が開発している、有人月面探査車の実物大模型を世界で初公開するほか、大画面で体感する火星ツアーなど、最新宇宙探査技術とその成果が一堂に集結。国内の主要な宇宙研究開発機関に加え、宇宙開発に携わる多くの企業・団体の協力により実現するもので、子どもにもわかりやすい解説や体験コーナーも多数設置するという。

会場は日本科学未来館 1階 企画展示ゾーンで、会期と開館時間は、7月12日~9月28日の各日10時~17時(入場は閉館の30分前まで)。ただし7月15日と9月2日、9日、16日は休館日となる。

主催は日本科学未来館、NHK、NHKプロモーション、東京新聞。文部科学省と内閣府宇宙開発戦略推進事務局が後援するほか、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、自然科学研究機構国立天文台(NAOJ)、東京大学、理化学研究所(RIKEN)、SPACETIDE、宇宙旅客輸送推進協議会が同展に協力。宇宙開発エバンジェリストの戸梶歩氏が監修を行っている。

同展のみどころは以下の通り。
世界初公開、アルテミス計画の関連展示

宇宙飛行士が乗り込み、宇宙服を着ずに車内で約1カ月間生活しながら月面探査を行える有人月面探査車「有人与圧ローバー」の実物大模型を、世界初公開。

また、月面に直接置いて使う計測器のひとつとして、「月面誘電率計測器」(LDA:Lunar Dielectric Analyzer)も展示。土砂などの物質の電気のため込みやすさ(誘電率)を直接測定することで、月の地下の状況を推定できる技術で、月の氷など月資源の探査へつながることが期待される。

日本の宇宙探査・開発の最前線

日本の新しい大型基幹ロケットである「H3ロケット」の最先端部にある、フェアリングの実物大模型を展示。ロケットに搭載された衛星などを、飛行による風圧や摩擦熱から守るカバー(覆い)を実際に見られる。

小惑星探査機「はやぶさ」と「はやぶさ2」が持ち帰った、太陽系の起源を解明する重要な粒子の実物も展示。さらに、はやぶさ2に次ぐ3番目のサンプルリターンとして、火星の衛星フォボスからサンプルを持ち帰ることをめざす、火星衛星探査計画「MMX」(Martian Moons eXploration)も紹介する。

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