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初任給は「400万円~ 450万円未満」が最多、IT業界の現状を最新資料から解説する

マイナビニュース / 2025年2月3日 6時11分

画像提供:マイナビニュース

ITエンジニア&デザイナーの採用支援サービスを手掛けるレバテックが、『レバテック IT人材白書2025』を発表しました。

この調査は、企業のIT人材採用担当者1,000人と、20歳~59歳のIT人材3,000人を対象に実施されたもので、IT人材を採用する企業の動向やITエンジニアの転職動向などがまとめられています。

今回のレポートでは、この調査結果の中から、特に新卒採用関連のデータに焦点を当てて現状を考察します。
IT人材を採用する5社に1社が採用に苦戦

まず、新卒採用と中途採用を含めた全体の採用状況を確認します。「目標達成済み」が17.1%、「目標達成進捗である」が27.9%となっており、合わせて全体の45.0%が採用目標の達成が見えている状況です。

一方で、「目標達成が難しい可能性がある」(16.6%)と「目標には大きく届かない見込み」(5.3%)の合計が21.9%になっており、約5社に1社が採用に苦戦している状況のようです。

全体の43.7%が採用増と回答

若年層の労働力不足、そして採用難が常態化する中で、デジタルトランスフォーメーション(DX)やサイバーセキュリティ対策への対応などで、IT人材の求人ニーズはますます高まっています。

たとえ計画通りの採用ができないとしても、採用を強化しようとする企業は少なくないようで、全体の43.7%が昨年度より採用人数を「増加した」と回答しています。

エンジニア採用で新卒に熱い視線

IT人材の採用を強化する中で、中途採用だけでなく新卒採用に注力する企業が少なくありません。

エンジニア採用において、全体の38.5%が、母集団を増やすために最も注力しているターゲットは「新卒採用」だと回答。2025年卒の新卒採用を実施した企業は全体の65.4%に達しています。

初任給は「400万円~ 450万円未満」が最多、7割以上が初任給を引き上げ

業界を問わず新卒の初任給の見直しが進んでおり、IT人材の初任給も上昇傾向です。

厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、大卒の新規学卒者の平均初任給は約24万円で、12ケ月では288万円となっています。これにボーナス2ケ月分がプラスされたとしたら、平均的な年収は約330万円程度と考えられます。

今回の調査では、2025年卒の新卒エンジニアの初任給は「400万円~450万円未満」(26.1%)が最も多い結果となっており、大卒全体の初任給平均より高い傾向がうかがえます。

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