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窓辺の小石 第201回 The Only Neat Thing to Do

マイナビニュース / 2025年1月31日 15時45分

画像提供:マイナビニュース

すでに何回か扱った東プレのREALFORCE RC1だが、結局、3Dプリンタを導入して、キートップを自作することにした(写真01)。これまでの記事でも解説したが、筆者は、文字入力に親指シフトを使うとともに、変換操作を、スペースキー、変換キーに集中させて、高速に入力する方法を使う。

筆者の入力方法や親指シフト入力では、左右の親指でそれぞれ単一キーのみを使う。親指シフトでは、これを「親指シフトキー」と呼ぶ。左右の親指は、常に左右の親指シフトキーの上にあり、他のキーを押すためには使わない。このため、キーボードのホームポジションに手を置いたときに、自然と親指が置かれる場所に親指キーがなければならない。

具体的にいうと、最下段でFキーの縦の中心線よりも右側にスペースキーが、同じく最下段でJキーの中心線よりも左側に変換キーが存在している必要がある。

これを実現しているのが、かつて富士通が販売していた「親指シフトキーボード」であり、最近のものでは、REALFORCE R3HI17(R3 セパレートスペースキーモデル。過去記事参照。写真02)である。また、一部機種、たとえば、LenovoのThinkPad X1(写真03)シリーズや、LogicoolのK380(写真04)などが、この条件を満たす。

残念ながら、REALFORCE R3HC22やRC1(C1HJ13)は、変換キーの位置がJキーよりも右にあり、条件を満たさない。これまでは、キーの入れ替えや、HHKB用のカラーキートップセットを使って、キーを切断するなどして対応してきた(窓辺の小石(61)「かしだし」REALFORCEを改造)。

RC1への対応に当たって、3Dプリンタを導入して、キートップを自作することにした。東プレが発売している「カラーキーキャップセット」を購入して改良した方が、コストも低く、おそらく作業時間も短い。

マーケッティングで著名な格言に「顧客はドリルが欲しいのではなく穴を開けたいのだ」という主張がある。しかし「オタクは、ドリルを所有し楽しみたいからドリルが欲しい」のである。やれ、「タイパ」や「コスパ」だと、結果を安易に求めても、何も面白くない。もちろん、目的は、親指シフトキーを実現することだが、その過程も楽しみたい。それが趣味である。そういうわけで、3Dプリンタを導入することにした。

さて、3Dプリンタを使う場合、手順としては

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