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コスモ、JALとANAに国産SAF(持続可能な航空燃料)を供給 - 2025年度から

マイナビニュース / 2025年2月3日 7時50分

画像提供:マイナビニュース

コスモエネルギーホールディングスのグループ会社であるコスモ石油マーケティングは、SAFFAIRE SKY ENERGYが国内で製造する持続可能な航空燃料(Sustainable Aviation Fuel/SAF)を2025年度から日本航空(JAL)および全日本空輸(ANA)に供給する。国内エアラインへの供給開始に伴い、日本国内では初となる国産SAFサプライチェーンの構築が実現する。
○日本で初めて大規模に生産するSAFを国内エアラインに供給

供給予定のSAFは、2021年にNEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「国産廃食用油を原料とするSAF製造サプライチェーンモデルの構築」助成事業として採択され取り組んできたものであり、日本国内で初めて大規模生産される国産SAFとなる。さらに持続可能な製品の国際的な認証を取得している。

航空業界では、国際民間航空機関(ICAO)が国際線航空機によるCO2排出量を2050年までに実質ゼロとする目標を掲げており、2024年以降は国際航空分野におけるCO2排出量を2019年比で15%削減することが定められている。

航空業界の脱炭素化の加速には、SAFの普及促進が重要な役割を果たす。その普及促進の第一歩として、SAFFAIRE SKY ENERGYが日本で初めて大規模に生産するSAFを、コスモエネルギーグループを通じて国内エアラインに供給する。

コスモエネルギーグループは日揮ホールディングス、レボインターナショナルと共同で、国内における廃食用油の収集からSAFの製造・輸送・供給に至るまでのサプライチェーン構築に向けて事業化検討を進め、2022年に新会社SAFFAIRE SKY ENERGYを設立。国内で発生する廃食用油のみを原料とした年間約3万キロリットルのSAF供給を目指し、2024年12月25日にはSAF製造設備(プラント)が完工した。

2025年度以降、原料となる廃食用油の調達からSAFの製造・品質管理、航空会社への供給に至るまでのすべてのSAFサプライチェーンの構築を国内で実現。これは日本国内で初めての取り組みだ。

今回のSAF供給開始を受け同社は「今後も、コスモエネルギーグループとSAFFAIRE SKY ENERGYは脱炭素化ならびに循環型社会の実現を重要なテーマと認識し、航空業界の脱炭素化に資する取り組みを共同で進めてまいります」と述べている。
○<各社コメント>

・コスモ石油マーケティング 代表取締役社長 森山幸二氏
「国内エアライン様への供給開始により、国産SAFサプライチェーン構築が実現することを大変意義深いものと考えております。今後とも、本取り組みをはじめとしてSAFを活用した脱炭素社会の実現を後押ししてまいります。」

・SAFFAIRE SKY ENERGY 代表 秋鹿正敬氏
「2021年より本邦政府、経済産業省資源エネルギー庁、NEDOのご支援を賜り、日揮ホールディングス株式会社、コスモ石油株式会社、株式会社レボインターナショナルと事業化を進め、"ACT for SKY"や"Fry to Fly"などの活動により、国内資源循環の大きなうねりを作り出した結果が結実したものと関係された皆様に感謝申し上げます。」
(エボル)

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