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JAXAとNECが衛星間光通信での観測データ伝送に成功 - 山川プロマネが成果を報告

マイナビニュース / 2025年2月3日 17時11分

○宇宙光通信システム開発は「技術の総合格闘技」

地球観測データのリアルタイム取得をはじめとする宇宙データ活用法の実現に向け、データ中継衛星を介した光衛星通信ネットワークへの期待はますます高まると予想される。ただし前述の通り、光学や熱設計、機械、電気的制御などさまざまな領域で高い技術が求められる宇宙光通信について、NEC フェローの三好弘晃氏は「技術の総合格闘技」と表現した。さらに、そのような高い技術的要求を達成し長年にわたって宇宙技術の発展に取り組む同社にとって、「技術は最後には人に宿る」とし、「高い技術力を持つNECのエンジニアたちが最大の成果」とコメント。今後も技術力を活かして、不可欠になっていく光衛星通信ネットワークの開発を続けていくとする。

またJAXAの山川氏は今後について、2026年7月からを予定するALOS-4への本格的なデータ伝送サービス開始に向け、性能評価や実験検証を実施するとした。加えて、国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟の船外実験プラットフォームにも光衛星間通信機器を搭載し、光データ中継衛星を利用した実験データ伝送も計画しているとのこと。その他にも、国内外の関係機関とも共同しながらさまざまな取り組みを進めていくとする。

山川氏は、「今回の成果を足掛かりに、NECとも協力しながら幅広く宇宙技術の進化に努めていく」とコメント。一方NECの三好氏も、「今回の成果に代表される技術的なアドバンテージを活かして、“宇宙化したインターネット”の実現に向け、今もこれからも挑戦を続けていく」と締めくくった。
(鶴海大輔)



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