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KDDI、松田浩路常務が4月1日付けで社長就任 - 髙橋誠現社長は会長に

マイナビニュース / 2025年2月5日 19時2分

画像提供:マイナビニュース

KDDIは2月5日、松田浩路取締役執行役員常務 CDOが4月1日付で代表取締役社長 CEOに昇格する人事を発表した。現代表取締役CEOの髙橋誠氏は同日付で代表取締役会長に就任する。現取締役会長の田中孝司氏は取締役相談役となり、6月に開催される定時株主総会をもって取締役を退任して非常勤の相談役に就任する予定。

松田氏は1996年4月にKDDIの前身のひとつである国際電信電話株式会社に入社。当初はエンジニアとして通信事業に携わり、のちには商品企画やマーケティングも経験。2020年4月にKDDI執行役員に就任し、2022年6月には取締役執行役員、2024年4月からは取締役執行役員常務を務めている。現在はそれに加え、同社CDO(Chief Digital Officer)、先端技術統括本部長、先端技術企画本部長を兼ねている。直近ではGoogle、Apple、Qualcomm、Starlinkといった直近のKDDIの海外パートナーとの折衝も松田氏が主に担当した。

同日行われた第3四半期決算説明会の第2部として急遽開催された会見では、髙橋現社長と松田次期社長が並んで登壇。髙橋氏は「かねて当社の社長は通信の世代ごとに交代すると言われており、私も5Gの成長とともに7年間務めてまいりました。世界では5Gの次は6GではなくAIの時代だと言われています。その意味から、今後の会社を牽引していく人材は、技術の経験が豊富で、グローバルのパートナーとも臆することなくビジネス構築ができる、そんな必要があると考えました」として、「私よりも10歳若く、新しいビジネス領域に果敢に挑戦してくれる人材。このAI時代に最適な人選と思っています」と松田氏を紹介した。

KDDIは来年度に現在の中期経営計画の最終年度を迎える。髙橋氏は2026年度からの次期中期経営戦略の策定を新たな体制で行うのが重要であるとして、このタイミングでの社長交代の理由を説明した。

松田氏は、「髙橋社長が進めた通信とライフデザインの融合、サテライトグロース戦略は、あらゆる産業の基幹部分に通信が浸透し、その上に付加価値を加えて提供するという取り組みが加速させました。そして事業成長と社会課題の解決を結びつける好循環の基盤が構築されています」とKDDIの現状を振り返り、さらに「このバトンをしっかり受け取って、持続的な成長を確たるものにしていきます。5Gが本格期を迎え、AIをフル活用する時代に、当社のデータ資産をAI技術によって新しい価値を創造する原動力とし、“つなぐチカラ”を新次元にアップグレードし、事業に昇華していくことが私の責務と考えています」と語った。

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