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カンロ、Sweetな瞬間を創造する「Kanro Vision 2.0」を推進‐グローバル進出にも意欲

マイナビニュース / 2025年2月7日 18時47分

画像提供:マイナビニュース

カンロは2月7日、「2024年決算・2025年経営方針発表会」を開催。説明会にはカンロ 代表取締役社長の村田哲也氏、取締役常務執行役員 CFOの阿部一博氏が登壇した。

○売上高 グミ・飴ともに伸長

カンロの2024年度の売上高実績は、前年比9.5%増の317億7800万円、営業利益は前年比26.4%増の42億8400万円となっている。売上高の増収要因としては、グミ(ピュレグミプレミアムなど)、飴(のど飴・じゅるるなど)ともに伸長したことが挙げられている。

対前年における飴の増収増益の要因に関しては、商品の絞り込みと人員増強などの生産体制整備により、のど飴需要の増加に対応したことや「金のミルク」などの価格改定も寄与したことが考えられるという。一方でスティック/コンパクト形態は苦戦を強いられる結果となった。

グミに関しては、9月末に松本工場グミ棟の拡張完了し生産性が向上したこと、「ピュレグミ」「カンデミーナグミ」が堅調に推移していることが要因として挙げられている。さらに「グミッツェル」の好調も継続しており、数量増加と価格改定で増収に貢献しているという。

なお、キャンディ市場の小売販売金額における2024年1~12月の実績は、飴(ハードキャンディ)が前年比11.1%増の1236億円、グミが前年比17.1%増の1138億円と好調。錠菓・清涼菓子、ソフト、キャラメルなどを含めて全カテゴリーで拡大する結果となった。

○2025年度の業績予測

2025年度の業績予想(通期)としては、売上高は過去最高を更新、利益項目は微増もしくは前年並みとなる予想で、売上高は前年比5.7%増の336億円、営業利益は0.8%増の43億2000万円となる見込み。

売上高の増収要因としては、松本工場グミ棟拡張の通年稼働、人員増強などによる生産体制整備と飴・グミ主力ブランドの伸長が考えられるという。

営業利益については、包材等原材料価格の高止まり、賃上げ・人員増強などにより売上原価率が上昇したことや、物流コストの上昇などが減益要因となったが、増収による限界利益の増加と広告宣伝費の減少によりそれらの減益要因を吸収する形となった。

○「Kanro Vision 2.0」を推進

続いて登壇した村田氏は、同社の課題について「国内シェア拡大に向けたグミ生産能力の増強とさらなる成長に向けた事業戦略の推進と人材戦略の遂行が課題となっている」と述べた上で、「価値創造」「ESG経営」「事業領域の拡大」「人財と組織」という具体的な課題を挙げた。

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