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『べらぼう』中村隼人、横浜流星の“見得”アドリブの裏側明かす「カメラが回っていないところで…」

マイナビニュース / 2025年2月9日 5時0分

画像提供:マイナビニュース

現在放送中の大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)で長谷川平蔵宣以を演じている歌舞伎俳優の中村隼人にインタビュー。2023年の舞台『巌流島』以来、公私ともに交流があるという主演の横浜流星とのエピソードや撮影の裏話を聞いた。

江戸時代中期の吉原を舞台に、東洲斎写楽、喜多川歌麿らを世に送り出し、江戸のメディア王にまで成り上がった“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の生涯を描く本作。隼人が演じている平蔵は、のちに老中・松平定信に登用され「火付盗賊改方」を務め、凶悪盗賊団の取り締まりに尽力。池波正太郎の小説『鬼平犯科帳』の主人公“鬼平”としても知られ、中村吉右衛門さんをはじめ、数々の名優が演じてきた時代劇のヒーローだ。

横浜とは、クランクイン前から蔦重と平蔵の関係について話し、共通認識を持って演じているという。

「平蔵は、親の七光りで仕事をしているといったやっかみを受けて、肩身の狭い思いをしている中で、『べらぼう』においては蔦重が一番年が近くて理解者というか気が許せる仲。蔦重にとっても、吉原で生まれ育ってきた中で気を許せる相手。もちろん唐丸とかいますが、大人同士で気を許せるのは平蔵なのかなと思います。こういう話をクランクイン前にして、お互い特別な立ち位置に見えればいいねと。蔦重や平蔵が孤独になればなるほど2人のつながりは強いのかなという話をしました」

公私ともに交流のある2人の関係性も、蔦重と平蔵を演じるにあたってプラスになっていると隼人は語る。

「第1回でいきなり僕の前で歌舞伎の見得をやったときはびっくりしましたし、笑いをこらえるのに必死でした(笑)。初対面だったらああいうシーンにはならなかったと思うんです。彼が『国宝』で歌舞伎俳優の役を演じたということもあると思いますが、流星の持っている遊びの部分と、蔦重が持っている陽気なムードメーカー的なところがリンクして、ああいうところにつながったと思うので。そういうのは端々に、平蔵を手玉にとってカモにしてやろうという表情だったり。重いシーンが多い中で、平蔵とのシーンはコメディチックなので、彼自身も楽しんでやっているのかなと思います」

見得は完全に横浜のアドリブで、事前に何も聞かされてなかったという。

「カメラが回っていないところで、畳を確認して足を踏み出す練習をずっと練習していて、『何やってんの?』って聞いたら、『いや別に、畳の感じをね』って。そうしたらいきなりあれをやって。OKが出たんですけど、ずっと『いや~見得がさ~』と言っていて、そのあと別のシーンを撮ってから戻って、あそこだけ撮り直していましたから(笑)」

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