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『べらぼう』蔦重を守った平蔵! かっこよすぎて撮り直し 中村隼人が撮影秘話明かす

マイナビニュース / 2025年2月9日 20時45分

画像提供:マイナビニュース

●自分の言葉に酔って笑う場面も「カモ平やってるなと…」
現在放送中の大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)で長谷川平蔵宣以を演じている歌舞伎俳優の中村隼人にインタビューし、9日に放送された第6回「鱗剥がれた『節用集』」の撮影裏話を聞いた。

江戸時代中期の吉原を舞台に、東洲斎写楽、喜多川歌麿らを世に送り出し、江戸のメディア王にまで成り上がった“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の生涯を描く本作。隼人が演じている平蔵は、のちに老中・松平定信に登用され「火付盗賊改方」を務め、凶悪盗賊団の取り締まりに尽力。池波正太郎の小説『鬼平犯科帳』の主人公“鬼平”としても知られ、中村吉右衛門さんをはじめ、数々の名優が演じてきた時代劇のヒーローだ。

2023年に舞台『巌流島』で共演して以来、公私ともに交流があるという横浜と隼人。第6回では、そんな2人による重要なシーンが描かれた。

今回、『節用集』の偽板を鱗形屋(片岡愛之助)が刷ったことが判明。平蔵らが鱗形屋を訪れて捕らえ、蔦重も連行されそうになるが、平蔵が「そいつは吉原の茶屋のもんだ。関わりねぇ」と証言して助けた。

視聴者から“カモ平”とイジられてきた平蔵が、仕事をしっかり果たし、さらに蔦重を救った同シーン。隼人は「かっこよく決めたいと思ったので、中村吉右衛門さんを意識して『関わりねぇ』と言ったのですが、監督から『かっこよすぎる』と言われて撮り直しました。渋さを出そうかなと思って、いつもより低い声でしゃべったらちょっと違ったみたいで、もう少し明るくしました」と明かした。

その後、鱗形屋の前で会話を交わした2人。蔦重は、鱗形屋が偽板を刷っていることを知っていたが、心のどこかでこうなることを望んでいたため忠告しなかったと打ち明ける。そんな蔦重に、平蔵は「濡れ手に粟餅。“濡れ手に粟”と“棚から牡丹餅”を一緒にしてみたぜ。とびきりうまい話に恵まれたってことさ。お前にぴったりだろ」と粟餅を渡し、「せいぜいありがたくいただいておけ。それが粟餅を落としたやつへのたむけってもんだぜ」と言って、自分の言葉にニヤリと笑みをこぼした。

隼人は「蔦重が心を切り替えるところなので大事に演じようと思いました」と同シーンへの思いを述べ、「毎回シケ(ほつれ毛)を使ってくれと言われていた時期で、シケがないシーンが初めてだったんです。監督から『何かやってほしい。俺いいこと言っちゃったという感じで、自分で酔って笑うってどうですか?』と提案していただいて、『やってみます』って」と監督とのやりとりを紹介。「視聴者の方に『カモ平やってるな』と思って見ていただけたら(笑)」と期待した。

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