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「3・11」3周年、分裂が固定化しつつあるエネルギー問題 - 冷泉彰彦 プリンストン発 日本/アメリカ 新時代

ニューズウィーク日本版 / 2014年3月11日 12時29分

 いずれにしても、エネルギー政策に関しては、痛々しい分裂と奇妙な均衡が固定化しつつある、そんな印象を持ちます。

 ここは、脱原発への年限を「0年(即時)、5年、10年、15年、20年、25年」ぐらいに分けて、その場合のGDPの推移と、貿易赤字、為替レート、国家債務、破綻リスクなどのシミュレーションを行う、それも政府だけでなく、民間のシンクタンクや、コンサルティング・ファームなどのコンペにするのです。コンペと言っても、優劣を問うのではなく、「各シミュレーション」を並べて、お互いにパラメータの批判をし合って、議論を深めることを提案したいと思います。

 小泉純一郎氏も、とりあえず「即時脱原発」を主張するものの、経済的な問題としての可能・不可能に関しては官僚がしっかり検討するのを期待する、そんなようなことを言っていました。

 とにかく、決断を先送りしていてはダメだと思います。ウクライナのように原発依存は止められない一方で、天然ガス代が払えないために戦車に踏み込まれるような事態(私はそう見ています)は、日本の場合は現実感に乏しいと思います。ですが、そうならないためにも、この「3周年」を契機として実務的な議論を進めなくてはいけないと思うのです。

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