1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

シャルリ・エブドが溺死男児の風刺漫画でまた炎上

ニューズウィーク日本版 / 2015年9月16日 15時12分


「シャルリ・エブドは人種差別主義で排外主義だ。フランスの道徳的頽廃を象徴し、イデオロギー的にも破綻している」


 一方で、これらの風刺画が誤解されていると考える人もいる。風刺新聞ハバリスタン・タイムズの編集者でパキスタン人ジャーナリストのクンワル・K・シャヒドは、これらの漫画の本来の意図が理解されていないとブログに書いた。

「シャルリ・エブドの表紙の漫画は、アイランやシリア難民を馬鹿にしたものではない」と、シャヒド。「中東やシリアの紛争の陰に隠れた人道上の危機に対する欧米の非人道的な態度に対する皮肉だ」

 今年1月、ムハンマドの風刺画に対する報復でシャルリ・エブドが12人の死者を出す銃乱射の犠牲になったときは、世界中で推定370万人ともいわれる人々が街頭に繰り出し、同紙と表現の自由を支持するデモを行った。

 事件後、生き残った編集スタッフらが発行したシャルリ・エブド特別号には、再びムハンマドが登場。同紙を支持するスローガンとなった「私はシャルリ」と書かれた紙を持たせて「すべては許された」という見出しを付けていた。

 だが今回は、あの時のような支持は期待できないだろう。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください