1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

SMAP解散危機、ベッキー騒動は「ニュース」なのか?

ニューズウィーク日本版 / 2016年1月21日 18時0分

「テレビの質が落ちているからだろうけど、マトモな視聴者はどんどんテレビから逃げていく。そして残った低俗なものを好む視聴者にあわせ、テレビはどんどん劣化していく。そんなテレビの質のデフレスパイラルがあるんじゃないか、と思います」

出典:某有名ニュース番組ディレクター談

メディアは育てるものでもある

 あえて、強調するが、マスメディアの中にも、ジャーナリズム精神を持った有能で良心的な記者やディレクターは確実にいる。だが、彼らが十分、やりたいことをやれず、そのジャーナリストとしての能力を発揮しきれないのは、彼らだけの問題ではなく、間違いなく視聴者や読者側の問題でもある。より多くの人々が社会的なテーマや政治、国際情勢に興味を持ち、良心的な仕事ぶりにはエールを送るなどをしたら、日本のメディアはもっとマシになるのではないだろうか。メディアは単に批判するだけのものではなく、育てるものでもあるということを、多くの人々に考えていただければ、と願う。


[執筆者]
志葉玲
フリージャーナリスト(環境、人権、戦争と平和)
パレスチナやイラクなどの紛争地取材、脱原発・自然エネルギー取材の他、米軍基地問題や反貧困、TPP問題なども取材、幅広く活動する反骨系ジャーナリスト。「ジャーナリスト志葉玲のたたかう!メルマガ」や、週刊SPA!等の雑誌で記事執筆、BS11等のテレビ局に映像を提供。著書に『たたかう!ジャーナリスト宣言』(社会批評社)、共編著に『原発依存国家』『母親たちの脱被曝革命』(共に扶桑社新書)など。イラク戦争の検証を求めるネットワークの事務局長。オフィシャルウェブサイトはこちら。

※当記事はYahoo!ニュース 個人からの転載です。

志葉玲(フリージャーナリスト)


この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください