新華社が「中国最後の指導者習近平」と報道
ニューズウィーク日本版 / 2016年3月15日 11時30分
中国国内にも、この二つの「ハッカーが起こした記事」を見てしまったネットユーザーが少なくない。
不穏な動きの中、3月14日、両会の一つの全国政治協商会議は閉幕され、16日には全人代も閉幕して、2016年の両会が終わる。
張春賢書記の運命や、いかに――?
真犯人はいったい誰なのか――?
そして何よりも、習近平政権のゆくえはどうなるのか。目が離せない。
追記:なお、冒頭にある「中国最後の指導者」に関しては、新華社はその後、「中国最高の指導者」の誤記であったとして謝罪し、「最後」を「最高」に修正した記事を再度配信しているが、もしこれが誤記だとすれば、前代未聞だ。全人代という最もデリケートな時期に、ただ単なる「誤記」が生じるとは思いにくい。「無界新聞」も含め、何かが起きているのではないのか。
[執筆者]
遠藤 誉
1941年中国生まれ。中国革命戦を経験し1953年に日本帰国。東京福祉大学国際交流センター長、筑波大学名誉教授、理学博士。中国社会科学院社会科学研究所客員研究員・教授などを歴任。『チャイナ・セブン <紅い皇帝>習近平』『チャイナ・ナイン 中国を動かす9人の男たち』『ネット大国中国 言論をめぐる攻防』など著書多数。近著に『毛沢東 日本軍と共謀した男』(新潮新書)
※当記事はYahoo!ニュース 個人からの転載です。
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遠藤誉(東京福祉大学国際交流センター長)
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