習近平のブレーンは誰だ?――7人の「影軍団」から読み解く
ニューズウィーク日本版 / 2016年4月25日 16時30分
これを見て王滬寧が習近平をしのぐ大物などと言えるだろうか?
「帝王師」の基本ルールに従えば、「目立たないこと」が最優先される。その意味での真のブレーンは、あるいは習近平が完全に隠させた7番目の鐘紹軍なのかもしれない。彼こそが「皇帝の黒幕」なのか......。
(チャイナ・セブンの次期メンバーに関しては、まだ1年以上もあるので、じっくり時間をかけて楽しみながら分析していきたい。)
[執筆者]
遠藤 誉
1941年中国生まれ。中国革命戦を経験し1953年に日本帰国。東京福祉大学国際交流センター長、筑波大学名誉教授、理学博士。中国社会科学院社会科学研究所客員研究員・教授などを歴任。『チャイナ・セブン <紅い皇帝>習近平』『チャイナ・ナイン 中国を動かす9人の男たち』『ネット大国中国 言論をめぐる攻防』など著書多数。近著に『毛沢東 日本軍と共謀した男』(新潮新書)
※当記事はYahoo!ニュース 個人からの転載です。
遠藤 誉(東京福祉大学国際交流センター長)
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